2018年11月24日土曜日

資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2018/11/24)

4週週末の恒例、 資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(真ん中は縦軸対数、下はアベノミクス開始以降)です。





今年3月末からのパフォーマンスはPFが-10.8%(-12.6%)、日経平均が+0.9%(-1.3%)、スプレッドは-11.7pt(-11.3pt)です。
暦年ではPFが-9.7%(-11.5%)、日経平均が-4.9%(-6.9%)、スプレッドは-4.8pt(-4.6pt)です。( )内は前回の数値です。

このひと月はPFと日経平均が共に小幅上昇しました。日経の方が上昇幅が大きかったため、マイナスのスプレッドはやや拡大しました。

いろいろな銘柄の暴落が各所で起きており、ストップ安が散見される非常に厳しい相場が継続しています。私の主力銘柄はかろうじて被弾はしていませんが、様々な事例を見ていると不可避なものもあるなというのが率直な印象です。

ではそんなときにどうするかということですが、これはテクニカル派とファンダメンタル派で対応が分かれると思います。どれが正しいということもないと思いますが、参考までに今の私の対処法を書かせていただきます。

私はファンダメンタルを重視していますのでその観点から言うと、「ついた株価が将来の収益に対して割安か否か」で判断するようにしています。かなり当たり前のことなんですがこれをできるだけ正確にやろうとすると相当に難しいです。

まず第一に株価の動きが心理面に影響を与えます。暴落していていかにもまだまだ株価が下がりそうな時に買うのには勇気がいります。また相場の楽観悲観はどの程度未来の収益まで織り込むかに影響を与えます。確かエナフンさんは2年とおっしゃっていたかと思います。どの程度未来の収益まで織り込むかは妥当なPERの水準に影響を与えます。例えば今まではPER40倍で買われるべきと思われていた会社が収益性や将来性は全く以前と変わらないにも関わらずPER30倍くらいが適正だと思われるようになります。

そして第二にそもそも将来の収益を予測することが難しいです。どのような優秀な経営者でも将来の収益を確実に予想することは不可能です。せいぜい収益予想の確率分布がある程度のものだと思います。我々個人投資家の確率分布は経営者よりも情報を持っていないので、少しレンジが広い分布になっているでしょうか。そしてそのレンジは新たな事象により逐次変更されます。その事象は様々で不祥事、自然災害、景気の動向などが考えられます。特にここ最近は人件費の高騰が収益に大きな影響を与えるようになっていますので、このような事業環境の変化も収益予想に加味する必要があります。そして相場(株価)の下落自体が収益に影響を与える可能性も考えられます。さらに言えばその収益予想レンジはそれなりに間違いを含んでいると言わざるをえません。

第一の部分は心理面ですので、相場や周りの動向にできるだけ影響されずに判断し、第二の部分はファンダメンタルの部分ですので、周囲の状況をできるだけ加味してできるかぎり正確に収益を予測します。その結果で手放すのか、継続するのか、買い増しするのかを決めています。もし不祥事により収益予測が妥当にできないようになってしまったら、すべて投げると思います。

実際には色々と思い悩み、個別の事情ですっぱりとこの行動方針のようにいかないこともあるかもしれませんが、概ねこんな感じです。

ちなみに暴落ではありませんが、今回の決算発表で自分の収益予想に対して一番こんなはずじゃなかったと思ったのがステップです。ただ自分が間違っていただけかもしれません。自分の間違いであるという決算の数字なりなんなりが出てその時点で上の作業を行った結果、割安だと思えれば以前のように主力にしたいと今でも思っております。


10月のマンション、近畿圏は好調、首都圏はいまいちでした。プレサンスはいまのところ盤石ですかね?

とにかく大きな間違いをしないようにしたいと思います。

一か月前の状況はこちら
資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2018/10/27)


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2018年11月18日日曜日

現在の保有銘柄の状況(2018/11/18)

第3週恒例、現在の保有銘柄の状況です。



加重平均PERは17.31(今月)←17.69(先月)となりました。


今月の主要銘柄の売買は以下の通りです。

売り ステップ(監視分残して全て)、プレサンス(一部)

買い 日本動物高度医療センター(買増)


9795 ステップ
前期の着地がほぼ同程度だったのは良いのですが、今期、来期は集中投資期間なので利益予想なしというところが気になりました。利益を見せられないということは良くて微減益、悪ければ結構な減益だということでしょう。その集中投資の内容というのが、横浜川崎への積極投資、IT対応、働き方改革等なのですが、それらについては随時進めていっていると思っていました。ここで一気に進めるということで、利益は出ないけどご容赦くださいということだと思うのですが、どの程度利益がでなくなるのか想像がつきません。この集中投資の結果を見てから改めて判断したいと考え一旦外しました。


3254 プレサンス
下記2Q決算でも示したように、現状も先行きも全く問題がない決算でした。消費税増税対策の声も聞こえてきたことから、底入れも近いのではないかと考えています。

プレサンス(3254) 31年3月期2Q決算
公明税調会長、住宅ローン減税5年延長 贈与非課税拡充も  :日本経済新聞

株価上昇に伴い持ち株比率が上がり過ぎたため、ポジション調整をしただけで引き続き継続保有の予定です。

現在株価 1331円、PER 5.1倍、PBR 0.89倍、ROE 18.3%、DCF法適正株価 3471円



6039 日本動物高度医療センター
2Qで一桁増益だったのが嫌気され、売られていましたので、少しだけ買いました。ここはどうしても手術数により収益が影響を受けてしまいますが、大局的には全く問題ないと判断しています。ステップを売って資金はありますので、下げればじりじりと買うことになりそうです。どこまで下げるか分からないので慎重に行きたいと思います。


現在株価 2294円、PER 19.5倍、PBR 3.30倍、ROE 17.6%、DCF法適正株価 2368円




この一か月で最も良いパフォーマンスは共立メンテナンス(+15.5%)、次がプレサンス(+1.3%)でした。実質主力でプラスだったのは共立メンテナンスのみだと言えます。弾力がなくダラダラ下げる相場でなかなかつらいですね。共立メンテナンスは自然災害の影響をかなり受けた2Qだったので、減益も覚悟していたのですがまさかの二桁増益。サプライズで買いが継続しています。プレサンスは上述の通りです。全体の崩れ具合を考えるとまだマシかもしれません。不動産関連なので事前に売られていたとも言えますが・・・。

最もパフォーマンスが悪かったのが東祥(-19.2%)、次が日本動物(-14.1%)でした。東祥はPERが高いため、二桁増収前期並みの利益では売られて当然でしょう。トップラインの伸びや開業計画が素晴らしいのとPF比率から、よほどのことがない限りここは動かすつもりはありません。日本動物は上述の通り。

RIZAPや日本管理センターなど個人投資家に人気のある株が暴落して大変なことになっています。これらを目の当たりにするたびに、企業をできるだけ理解し、投資をすれば確実に勝てるという自信と、自分が理解(把握)できない部分は必ずあり、少ない確率ではあるかもしれないけれど予想外の損失や暴落は否定できないという謙虚さを絶妙なバランスで保つ必要があるのだということをつくづく感じます。

今日、久しぶりにからやまに行きましたが、開店から一年近く経つにもかかわらず席につくまでに30分くらい待ちました。かつやに続いて恐ろしい業態を生み出したなというのが率直な感想です。かつやに比べるとメニューのバリエーションが少ないのでお客さんに飽きられないかどうかを今後も通いながらチェックしていきたいと思います。とりあえずアークランドサービス恐るべし。

約一か月前の状況はこちらです。
現在の保有銘柄の状況(2018/10/21)


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2018年11月6日火曜日

プレサンス(3254) 31年3月期2Q決算

プレサンスコーポレーション【3254】、上期経常は2.4倍増益で上振れ着地・通期計画を超過 | 株探ニュース

すでに通期計画を上回っての超好決算となりました。今期は1,2Q偏重とは言えこれ以上は望めない数字です。



さらに良いのはワンルームも含めて受注が順調なところです。TATERU問題の影響が懸念されましたが、杞憂に終わりました(個人的にはここが一番ホッしました)。ワンルームの受注高は1Q末から倍増しました。また受注高全体も下のグラフで分かるように2Qとしては過去最高。全期間で見ても31年3月期1Q、29年3月期4Qに次いで3番目の受注高となりました。


同社の融資・販売への影響なしとのプレスのおまけまでついており、業績への不透明感が払しょくされるため、値動きは軽くなるのではないかと期待しています。


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