2014年11月29日土曜日

大きな期待を抱くのがなぜいけないか


ピーター・リンチの「株で勝つ」16章ポートフォリオをつくるの冒頭に次のような記述があります。

大きな期待を抱くのがなぜいけないか。もし毎年30%の利益を得ようとすると期待すると、おそらく、あなたを裏切る株に対して欲求不満に陥るだろうし、その挙句、短気を起こして、一番悪いときに、投げてしまうことになるかもしれないし、もっと悪いことには、不必要なリスクさえ冒しかねない。良い時も悪い時も、長期に利益を最大限にするような、一貫した戦略のみをとるべきである。

今年に入りあまりに調子が良いので、危うく短気を起こしそうになっていました。

最近になって、テンポスバスターズが上昇しはじめました。内心やっと動き出したかと思いました。そして今週の終値で今年2月の買値から+30%増となりました。


これを見て一瞬、まだこの程度の上昇・・・と思いましたが、よく考えると実は一年間のパフォーマンスとしては満点です。なにせ私の年間目標年利は+15%。その2倍の成績なのですから。

なぜ私が年利+15%という一見低い目標を掲げているのかというと、もうほとんど上のリンチの言葉通りです。


・自分を裏切る株に対して欲求不満に陥らないように
・不必要なリスクを冒さないように
・安定成長でROE15%の銘柄を悪くないタイミングで買えれば、十分達成可能であると考えられるから

そして年利+15%は30年で資産を66倍にします。30歳で200万円あれば60歳で1億3200万円です。私にとってはこれで十分です。余剰のパフォーマンスがあれば臨時収入として途中でちょっと贅沢をしてもいいと思います。

アインシュタインが「人類史上最大の発見」と認めた「複利」の効果 - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

気持ちや目標は初心を忘れずに、スキルは上達を心がけていきたいと思います。

それにしてもやはりこの本はすばらしいです。何度も読み返す価値があります。そして著者のユーモアに思わずクスッとさせられます。



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