4週週末の恒例、 資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(真ん中は縦軸対数、下はアベノミクス開始以降)です。
今年3月末からのパフォーマンスはPFが-15.2%(-17.3%)、日経平均が-3.2%(-6.0%)、スプレッドは-12.0pt(-11.3pt)です。
暦年ではPFが+2.3%(0.0%)、日経平均が+3.8%(0.0%)、スプレッドは-1.5pt(0.0pt)です。( )内は前回の数値です。
このひと月はPFと日経平均が共に小幅上昇しました。しかし日経平均の方が上昇が大きかったため、スプレッドはやや拡大しています。よほどのことがない限り年度末までの逆転は不可能であるように思えます。もうあきらめていますが(笑)。
今月は波乱の昨年12月とは一変し、ボラティリティの小さいひと月となっています。決算で非主力銘柄が被弾しているため、指数と同様に上昇というわけには行きませんでいたが、決算が少しでも悪いと怒涛の売りに見舞われるということはなくなってきたように思います。日本電産も年末の受注が相当ひどいとの報道にもかかわらず下げませんでした。この状況が続くのであれば、今後は企業の業績の動向を冷静に見極める相場に入るのかもしれません。そうなれば、好業績なのに雰囲気で売られていた銘柄には継続的に買いが入ると考えられるので、その流れを逃さないようようにしたいです。
難しいのは外食・小売関係です。当業種は人件費の高騰などから今期は利益が上がりにくくなっており、少なくとも一時的には踊り場を迎える会社が多いです。まずは単なる雰囲気ではなく業績の停滞があって下落しているかどうかを見極める必要があるかと思います。そして次の問題は業績に停滞があった場合、一時的な踊り場にすぎないのかどうかとこれに対する売買の判断です。私の持ち株ですとアークランドサービスは3Qまでは比較的うまく数字をまとめてきました。しかし12月の月次が極端に悪かったため、株価は4Q失速及び通期予想未達を織り込みに行っています。私としては今のところ業績低迷が仮にあっても一時的な踊り場だろうと判断してホールドしていますが、そうでないと判断する状況となればホールドを見直す必要があります。
比較的優しいのは観光関連でしょうか。今年は、昨年自然災害に見舞われた反動増が期待できるのと、なによりラグビーワールドカップ、東京オリンピック、大阪万博と需要を喚起するイベントが継続しています。中期的にも観光立国は国策であり、世界的な不況で海外旅行者の大幅減とならなければ、需要は底堅く推移するのではないでしょうか。持ち株でもアメイズ、共立メンテナンスとも昨年夏場の向かい風の状況をうまく切り抜けており、今年は素直に期待してよさそうです。アメイズは1200円近辺は需給上節目になっており、売りをこなすのにしばらく時間がかかりそうですが、これをこなしてしまえば次の節目であり、PER10倍近辺である1400~1500円は意外とすんなりいくのではないかというのが個人的な直感です。この直感があたるのかどうか今後の相場を楽しみに見ていきたいと思います。
一か月前の状況はこちら
資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2018/12/23)
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2019年1月27日日曜日
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