2018年2月3日土曜日

投資信託の状況確認【確定拠出年金】(2018/2/3)

「投資信託の状況確認」は、現在投資中または投資予定のある投資信託の状況を確認し、年金運用に役立てるためのコーナーです。


年金積立インデックスファンド日本債券:0231B01A:青
DC・ダイワ・ストックインデックス225:0431301C:赤
インベスコ MSCIコクサイ・インデックス:18312023:緑
年金積立インデックスF海外新興国株式:02311084:黒
Jリートアクティブファンド(1年決算):6431307A:黄



1か月チャート


まず最近一か月の動きです。上から順にJリートアクティブ、新興国株式インデックス、外国株式インデックス(インべスコMSCIコクサイ)、日本債券インデックス、日経225インデックスでした。

日経平均が最下位は久々な気がします。それに引き換えJリートは堅調です。

Jリートの利回りは平均で 4.16%(前回)→4.01%(今回)となりました。(J-REIT一覧 - JAPAN-REIT.COM)。利回りが下がりました(価格は上昇)。

Jリートの利回りと長期金利、そのスプレッドのグラフです(マーケット概況|J-REIT.jp | Jリート(不動産投資信託)の総合情報サイト | ARES J-REIT View)。長期金利は横這い、Jリートの利回りはやや下落し、スプレッドは少し縮小しています。過去10年で見るとスプレッドは少し大きい部類に入るくらいになってきたかもしれません。

一方、東証1部の配当利回りは低下傾向です。長期金利とのスプレッドもやや縮小していますが、過去10年で見るとまだ大きい部類になります。過去のスプレッドのデータからは東証1部の株価はまだ割安だということです。



過去一年の金利です。0.1%近辺となっています。日本の金利はここ一年近く0~0.10%の間で安定しています。日銀はしばらくは0金利近辺になるように、質・量を調整し、誘導すると宣言していますので、方針に変更がない限り10年金利はこのレンジで推移することになるのだと思います。





1年チャート



上から新興国株式インデックス、日経225インデックス、外国株式インデックス(インべスコMSCIコクサイ)、日本債券イン デックス、Jリートアクティブとなっています。

Jリートがだいぶ浮上してきました。

日経平均前期実績のPERは17.47倍(前回)→17.09倍(今回)、今期予想が15.63倍(前回)→15.10倍(今回)でした。(国内株式指標 :株式 :マーケット :日本経済新聞)。実績PERよりも予想PERの下げの方が小さいですが、気にする程度ではないように思います。昨年2月の実績と予想PERがそれぞれ17.36と16.11ですので、実績も前年と変わりませんし、今期予想15.10倍はむしろ安いんですね。

 各市場の過去のPERの水準を確認するにはこちらのサイトが便利です。
銀行.info  - 世界主要株式市場の株価収益率(PER)

日経平均と比較するとJASDAQの高さが目立ちます。


2年&5年チャート




個人投資家のブログで相場が過熱気味だという意見が散見されますが、各指標を確認する限りはそれほどでもないです。ただJASDAQがここ数か月かなり買われているので、体感的にバブルのように感じるのかもしれません。

また、アメリカの金利上昇が初期のフェイズを通過しいよいよ企業業績にダメージを与える段階に入ってきたようです。さらに日銀ははっきりとは言わないものの、日本においても今後の賃金上昇をを契機としたそれなりの物価上昇があれば、量的緩和を縮小する可能性がでてきました。

これらのことから、なんでも買われるバラ色の相場が業績を見極める相場になるため、高値をつけている企業が期待されている数字を残せないと辛いかもしれません。

前回の記事はこちら
投資信託の状況確認【確定拠出年金】(2018/1/6)

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