4週週末の恒例、 資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(真ん中は縦軸対数、下はアベノミクス開始以降)です。
今年3月末からのパフォーマンスはPFが-10.8%(-12.6%)、日経平均が+0.9%(-1.3%)、スプレッドは-11.7pt(-11.3pt)です。
暦年ではPFが-9.7%(-11.5%)、日経平均が-4.9%(-6.9%)、スプレッドは-4.8pt(-4.6pt)です。( )内は前回の数値です。
このひと月はPFと日経平均が共に小幅上昇しました。日経の方が上昇幅が大きかったため、マイナスのスプレッドはやや拡大しました。
いろいろな銘柄の暴落が各所で起きており、ストップ安が散見される非常に厳しい相場が継続しています。私の主力銘柄はかろうじて被弾はしていませんが、様々な事例を見ていると不可避なものもあるなというのが率直な印象です。
ではそんなときにどうするかということですが、これはテクニカル派とファンダメンタル派で対応が分かれると思います。どれが正しいということもないと思いますが、参考までに今の私の対処法を書かせていただきます。
私はファンダメンタルを重視していますのでその観点から言うと、「ついた株価が将来の収益に対して割安か否か」で判断するようにしています。かなり当たり前のことなんですがこれをできるだけ正確にやろうとすると相当に難しいです。
まず第一に株価の動きが心理面に影響を与えます。暴落していていかにもまだまだ株価が下がりそうな時に買うのには勇気がいります。また相場の楽観悲観はどの程度未来の収益まで織り込むかに影響を与えます。確かエナフンさんは2年とおっしゃっていたかと思います。どの程度未来の収益まで織り込むかは妥当なPERの水準に影響を与えます。例えば今まではPER40倍で買われるべきと思われていた会社が収益性や将来性は全く以前と変わらないにも関わらずPER30倍くらいが適正だと思われるようになります。
そして第二にそもそも将来の収益を予測することが難しいです。どのような優秀な経営者でも将来の収益を確実に予想することは不可能です。せいぜい収益予想の確率分布がある程度のものだと思います。我々個人投資家の確率分布は経営者よりも情報を持っていないので、少しレンジが広い分布になっているでしょうか。そしてそのレンジは新たな事象により逐次変更されます。その事象は様々で不祥事、自然災害、景気の動向などが考えられます。特にここ最近は人件費の高騰が収益に大きな影響を与えるようになっていますので、このような事業環境の変化も収益予想に加味する必要があります。そして相場(株価)の下落自体が収益に影響を与える可能性も考えられます。さらに言えばその収益予想レンジはそれなりに間違いを含んでいると言わざるをえません。
第一の部分は心理面ですので、相場や周りの動向にできるだけ影響されずに判断し、第二の部分はファンダメンタルの部分ですので、周囲の状況をできるだけ加味してできるかぎり正確に収益を予測します。その結果で手放すのか、継続するのか、買い増しするのかを決めています。もし不祥事により収益予測が妥当にできないようになってしまったら、すべて投げると思います。
実際には色々と思い悩み、個別の事情ですっぱりとこの行動方針のようにいかないこともあるかもしれませんが、概ねこんな感じです。
ちなみに暴落ではありませんが、今回の決算発表で自分の収益予想に対して一番こんなはずじゃなかったと思ったのがステップです。ただ自分が間違っていただけかもしれません。自分の間違いであるという決算の数字なりなんなりが出てその時点で上の作業を行った結果、割安だと思えれば以前のように主力にしたいと今でも思っております。
10月のマンション、近畿圏は好調、首都圏はいまいちでした。プレサンスはいまのところ盤石ですかね?
とにかく大きな間違いをしないようにしたいと思います。
一か月前の状況はこちら
資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2018/10/27)
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2018年11月24日土曜日
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