第3週恒例、現在の保有銘柄の状況です。
加重平均PERは14.42(今月)←13.30(先月)となりました。
今月の主要銘柄の売買は以下の通りです。
売り なし
買い ファンデリー(買増)、ニトリHD(新規)、ヨシックス(新規)
3137 ファンデリー
メディアに取り上げられた影響もあり1Q好決算も何故か暴落。調べてみましたが、特に懸念は見当たらず、買い増しました。もっとも今下期に稼働予定の新工場が会社想定通りうまく離陸するかは未知数です。しかし、来期以降は新工場も軌道に乗るでしょうし、うまくいった場合のアップサイドは非常に大きなものがあります。健康食宅配で圧倒的なシェアをもつ会社が大きな成長可能性を秘めているわけですから、PER10倍台後半は悪くはないと思っています。
現在株価 1432円、PER 18.2倍、PBR 3.23倍、ROE 15.6%、DCF法適正株価 1700円
9843 ニトリHD
以前保有していたことがあり、再参戦になります。当時からすでに大きな会社でしたからそれほどの成長は望めないとして手放した記憶があります。そしてそれは間違いでさらに成長を続けており現在に至っています。正直に言って20000円弱の高値から1/4程度下落した現在もそれほど安いとは思えないのですが、優良企業である良品計画までもが苦戦するなかでの安定感は驚異的です。成長性についても祖業である家具から事業領域を拡大し、グローバル化にも力を入れており、さらなる飛躍が期待できます。目下月次も順調です。人件費の高騰が外食小売企業を苦しめていますが、当社の営業利益率は15%を超えており、この点の不安はありません。今を逃すとまた手が届かない水準まで逃げてしまうので思い切って買いました。手放した後ずっと後悔していましたが、ようやく買い戻すことができました。
現在株価 15145円、PER23.8倍、PBR 3.30倍、ROE 14.6%
3221 ヨシックス
こちらも以前から欲しかったのに、なかなか手が出なかった銘柄の一つです。同社の田舎戦略はよくできていて、他社ではなかなかまねができないと思います。その優秀さは10%を超える営業利益率にも表れています。居酒屋業界はただでさえ市場規模の減少が続いている中、人件費高騰や働き方改革という利益圧迫要因が重なる厳しい環境下にあります。鳥貴族や串カツ田中などの成長企業も利益を出すのに苦しむ中、広告宣伝を従来の方法から切り替えた影響を見ていく必要はありますが、1Qでしっかり増収増益にまとめてきたのは特筆すべきことです。10月にはいよいよ消費増税が開始でさらなる逆風が吹くことになりますが、すでにある程度織り込んでいるとも考えられたため、最低限欲しい株数を確保した形になっています。今後の事業環境と株価の関係によってはさらなる買い増しも考えています。
現在株価 2891円、PER 18.5倍、PBR 4.23倍、ROE 23.5%、DCF法適正株価 2671円
この一か月で最も良いパフォーマンスは日本動物(+13.2%)、次がヨシックス(+12.7%)でした。日本動物は1Qの好決算で素直に買われています。この会社の利益は手術数次第で、1Qはたまたま手術数が多かったため大幅増益となっただけなので、株価が過剰に反応しすぎな気がします。ただ、大阪病院開業までは、大局的には東京病院の浸透や周辺事業の拡大で緩やかな成長をしていくと考えられ、安心感はあります。ヨシックスは上述の通り。うまく消費増税を乗り切ってほしいです。
最もパフォーマンスが悪かったのが共立メンテナンス(-8.7%)、次はファンデリー(-6.8%)でした。共立メンテナンスは前回に引き続き下げています。東京オリンピックを来年に控え、投資テーマとしてホテルは終わったいう雰囲気です。目下1Qは大幅増収増益で2Qも昨年の大阪地震等の自然災害の反動増が見込まれるので、一旦は反転するかと思いましたが意外でした。私としては大阪万博、観光立国で中期的な展望も開けたかと思っていましたので、今回の下落は全く対応できていません。今後は肌感覚ではなく数字で成長性や収益性をチェックし、株価との関係で売買としたいと思います。ファンデリーは上述の通りです。
約一か月前の状況はこちらです。
現在の保有銘柄の状況(2019/7/21)
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