第3週恒例(今月は都合により第4週ですが)、現在の保有銘柄の状況です。
今月の主要銘柄の売買は以下の通りです。
売り アメイズ(監視分以外すべて)、毎日コムネット(一部)
買い エコス(新規)、遠州トラック(買増)
6076 アメイズ
インバウンドが復活するのは再来年くらいかもしれないし、テレワークやウェブ会議等の浸透でビジネス客が以前のように戻るかどうか見通せないということで売却。
8908 毎日コムネット
他の銘柄を買うために現金化
3461 エコス
東京・北関東のスーパー。コロナ禍で需要増はしばらく続きそうです。エコスではないですが先週他のスーパーに行きましたが、コロナ前と比較するとあり得ないくらい混雑していました。どこのスーパーもきっとこんな感じなんでしょうね。株価はコロナ前より既にかなり上昇していますが、今期決算の上方修正の可能性や過去のPER等を考えると、ぎりぎりまだ買えるかなと判断しました。
現在株価 2263円、PER 9.1倍、PBR 1.57倍、ROE 19.1%
9057 遠州トラック
5月には今期決算予想を減益としたものの、8月の1Q発表時に早くも上方修正しました。物流系会社はECは好調でも工業系が不調なのですが、当社は従前よりEC需要の取り込みに積極的で工業系の需要を補った形です。昨年のアマゾンの売上比率は全体の25%に達し、一昨年の2.1倍と急拡大しています。そもそもEC需要拡大は大きな時代の流れですからアフターコロナで全くなくなってしまう需要ではありません。また、コロナが収まれば特需が減っても工業系が下支えするため、買い安心感があります。とは言えしばらくは現状の巣ごもり消費の持続がメインの購入理由となっています。
現在株価 3120円、PER 14.2倍、PBR 1.52倍、ROE 9.4%
この一か月で最も良いパフォーマンスはセリア(+14.4%)、次がパルマ(+13.9%)でした。セリアは快調です。ニトリほどではありませんが、日用品等の需要増の恩恵を受けており既存店売上が好調であることが株価を押し上げているのでしょう。もともと超低金利下においてかなり高いPERがついていた会社なので、握力を強めに維持し簡単には減らさないように我慢したいと思っています。パルマは3Q決算では増収減益でしたが、減益はもろもろの先行投資が原因であること、事業自体は順調なことにより、決算後下げた株価も出戻ってきています。9月期決算が会社目論見通りの増収増益に落着するか依然不透明ですが、成長モメンタムは維持できているのでその先にも期待しています。
最もパフォーマンスが悪かったのがヨシックス(-7.7%)、次はファンデリー(-4.3%)でした。両社とも2か月連続です。ヨシックスは日々の動きだけを見るとかなり上げる日もあるのですが、定点観測するとかなりのマイナスになっており、トレンドとして上昇気流に乗れていないことが分かります。既存店月次は7月が68%だし、コロナ収束時の居酒屋需要も見通せないし、なかなか買いづらい状況です。ファンデリーは1Qで業績が病院経営と連動するビジネスモデルになっているということがよく分かりました。一般向けのECに対する拡大意欲はあるようですが、今のところ病院頼みですからしばらく厳しそうです。
前回アフターコロナの銘柄選定をしておきたいなどと書きましたが、このひと月で買ったのは結局ウィズコロナ銘柄でした。前回の投稿後世間の動きや周りの方々の意見を聞くに、まだまだかなり心配している人がおり、むしろそちらが多数派なんですね。私はどちらかというと楽観的な見方をしていたんですが、むしろ私が間違っているだろうなと思い直したことが、ウィズコロナ銘柄をさらに買った理由です。
そうは言ってもアフターコロナだと思っていた物語コーポなどは年初から-10%まで戻っています。同社の既存店は既に前年並みを回復しているので、実はコロナ禍でも十分に戦えるんですね。このように同じセクターの中でも業績が分かれる状況になってきているので、その会社の状況をしっかりと見極めて投資判断をする必要がありそうです。
約一か月前の状況はこちらです。
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