フジ・コーポレーション【7605】、上期経常は一転7%増益で上振れ着地 | 株探ニュース
フジコーポ <7605> [JQ] が6月5日昼(12:00)に決算を発表。15年10月期第2四半期累計(14年11月-15年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比6.5%増の19.1億円に伸び、従来の0.3%減益予想から一転して増益で着地。
通期計画の21億円に対する進捗率は91.2%に達し、5年平均の87.8%も上回った。
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の経常利益は前年同期比24.9%減の1.8億円に減る見通しとなった。
直近3ヵ月の実績である2-4月期(2Q)の経常利益は前年同期比5.3%減の4.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の6.5%→6.2%とほぼ横ばいだった。
今上期は前年の消費税増税前の駆け込み需要を取り込んだ数字との比較で非常に厳しかったにもかかわらず、前年をしっかりと上回ってくるところはさすがです。
特に2Qのマイナスをいかに小さく抑えるかがカギでした。月次で確認できていたように、2Qにおいても通販や卸は好調で、店舗でのマイナスをしっかり補っており、良い決算だったように思います。
このまま通期も上ブレ確実と言いたいところですが、今期については8月稼働の新倉庫の費用が先行して利益が思うように上がらない可能性も考えています。新倉庫の効果が本格的に表れるのが来期の1Q(11月~1月)ですので、来期はさらに伸びるとは思いますが、今下期は控えめに期待したいと思います。
株価はこの決算を受けてやや反発しています。現在1911円、PER14.0倍、PBR2.32倍、ROE18.9%、DCF法適正株価2667円
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