第3週恒例、現在の保有銘柄の状況です。
約一か月前(8/16)の状況はこちらです。
現在の保有銘柄の状況(2015/8/16) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+
売り テンポスバスターズ(一部)、スターツコーポレーション(全部)
買い ギガプライズ(新規)、トレファク(買増)、ティア(買増)、アークランドサービス(買増)、その他監視銘柄
売り&買い シノケングループ(一部) 、薬王堂(一部)
テンポスバスターズ(2751)
業績好調の厨房機器中古販売業者。飲食店再生コンサルや、飲食店経営を含めた3本柱で、近年は飲食店を買収し、再建するビジネスに力を注いでいます。8/20のカンブリア宮殿で同社が放映されたのですが、株価的にはその少し前の8/17がピークでした。ちょうどこの頃、割高感とPF内の比率を勘案し少しだけ売却しています。
その後1Qを発表、大幅増収、微減収で着地しました。将来性に期待して残りはホールドの方針です。
【決算分析】テンポスバスターズ(2751) 28年4月期1Q
最近のチャートを見ると、今回の暴落で結果的にプレミアムが剥げて、もとの成長ペースに戻ったととらえることも可能な感じです。
現在1983円、PER 24.2倍、PBR 4.17倍、ROE 17.9%、DCF法適正株価 1963円
スターツコーポレーション(8850)
住宅の建設、不動産管理が中核の総合不動産業。緩やかに右肩上がりの業績を描くとは思っているのですが、先のJPX日経400採用により、株価的にはだいぶ評価されていました。その後、1Q決算で中核の不動産管理部門が減益で着地。
【決算分析】スターツコーポレーション(8850) 28年3月期1Q
このためPF内での優先順位はかなり低い状態にありました。株価暴落により優先順位の高い銘柄の買い増しや新規銘柄購入が可能になったため、消去法的に売却しました。
現在1780円、PER 10.0倍、PBR 1.69倍、ROE 17.0%、DCF法適正株価 2843円
ギガプライズ(3830)
フリービット傘下のマンション向けネット接続会社。業態に特に目新しさはないのですが、前々期比4万戸増の10万戸の契約住戸が期初から寄与するため、大幅な増収が見込まれます。詳しくはなちゅさんの記事に詳しく記述されていますので、勝手ながら紹介させていただきます。
今期も年率20%レベルの増収増益が継続、ギガプライズ(3830)|(仮称)なちゅの投資綜合研究所
また、同社は自社株買いを積極的に行っているため、下値は限られると思い安心して買いを入れた直後、暴落に見舞われました(笑)。今のところ十数%下落していますが、このままホールドの予定です。ただ、PF内優先順位は高くないため、今後大幅な下落となり、有望銘柄の買いチャンスが生まれた場合は、予定を変更する可能性もあります。
現在2225円、PER 9.89倍、PBR 3.10倍、ROE 33.6%、DCF法適正株価 4295円
トレジャー・ファクトリー(3093)
家電、家具、雑貨等の総合リサイクル店を展開。関東で地盤を固め、全国展開中。成長の安定性が特に優れており、下がれば買い増したいと考えていた銘柄です。8月下旬の暴落で一時1000円台まで暴落。またとないチャンスと思い、チビチビ買い増しました。その後底堅く推移しています。また1000円台あるいはそれ以下となれば買い増したいと思います。
現在1481円、PER 26.3倍、PBR 5.38倍、ROE 22.4%、DCF法適正株価 1423円
ティア(2485)
名古屋地盤に葬祭会館をドミナント展開。料金、サービスを開示。関東、関西進出を加速しています。トレファク同様成長の安定性が特に優れており、下がれば買い増したいと考えていました。8月下旬の暴落で一時600円台まで暴落時に買い増しました。やはりその後底堅く推移しています。
現在796円、PER 25.5倍、PBR 3.28倍、ROE 12.9%、DCF法適正株価 714円
アークランドサービス(3085)
カツ丼専門店「かつや」を直営、FCで展開。この企業は出店による業容拡大が低リスクであり、原価率アップ時の利益のコントロールのうまさが特に際立っていると感じていました。しかし株価は常に私の希望より高く、2年近く前に買ってから一度も買い増せていませんでした。しかし、今回の暴落で指数をはるかに上回る下げを見せ、8/14の終値5770円から一時約30%下落の4060円という瞬間もあり、ようやく念願の買い増しを行えました。
現在4835円、PER 23.8倍、PBR 3.28倍、ROE 13.8%、DCF法適正株価 4610円
8月中旬から9月中旬を振り返ると、中国株バブル崩壊の影響で世界中のマーケットが暴落し、足元がおぼつかない状態です。
ドルの利上げはひとまず先送りされました。いろいろな意見があると思いますが、私は賛成です。中国の混乱は巡り巡って自国にも影響するわけですから、それがどの程度のものになるのか見極めてからでも遅くはないと思います。
このような市況ですので、私のPFは大きく下落し相応のダメージを受けています。しかし事前に現金をいくらか増やしていたことと、ジャスダックが日経平均よりも値もちが良いことから、ベンチマークとしている日経平均から見ると、まだ見栄えはします。
この一か月で最も良いパフォーマンスはトレファク(+3.2%)、次がシノケングループ(+2.5%)、3番目がティア(-4.6%)
でした。このエントリーは8/16~9/20までの集計で、まさに暴落をまるまる取り込んでいるのですが、その中でもトレファク、シノケンはプラス圏内にとどまってくれました。ティアも当初の暴落こそあったものの、その後は底堅く推移しており、これらの銘柄は暴落のショックを少し和らげてくれました。
最もパフォーマンスが悪かったのがあみやき亭(-17.7%)、次が薬王堂(-17.4%)、3番目がテンポスバスターズ(-17.2%)でした。8/16~9/20の日経平均の下落率は-12%ですので、これらの銘柄は平均よりも悪いパフォーマンスでした。その他-12%以下の銘柄は悪い方から、アークランドサービス(-16.2%)、日本BS放送(-15.2%)、ABCマート(-13.4%)、ブロンコビリー(-12.7%)でした。ちなみにギガプライスも購入時から-14.0%となっています。。。。。現在保有の14銘柄中8銘柄です。厳しいですね。
今後は上海市場の下落もさることながら、その影響が実態経済に及ぼす影響を見極める展開になりそうです。そして日本です。こちらは景気減速の指標も出始めているようですが、本格的に景気後退となってしまう前に、日銀によるさらなる金融緩和や経済対策などが望まれるため、指標の出方次第ではありますが、マーケットは催促相場色が強まってくるのではないかと思います。
今夜のNYはどうかわかりませんが、今の日経の先物は17780円と連休前の終値から300円程度の値下がりです。今のところ現在立てている方針は変えず、高値から-35%までに現金を使いきるイメージで買い増していこうと思っています。ただ状況に応じて判断を見直す等柔軟に対応していきたいと思います。
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