毎月一度の「投資信託の状況確認」では、現在投資中または投資予定のある投資信託の状況を確認し、年金運用に役立てるためのコーナーです。
年金積立インデックスファンド日本債券:0231B01A:青
DC・ダイワ・ストックインデックス225:0431301C:赤
インベスコ MSCIコクサイ・インデックス:18312023:緑
年金積立インデックスF海外新興国株式:02311084:黒
Jリートアクティブファンド(1年決算):6431307A:黄
1か月チャート
まず最近一か月の動きです。上から順に外国株式インデックス(インべスコMSCIコクサイ)、日経225インデックス、新興国株式インデックス、Jリートアクティブ、日本債券インデックスでした。
この一か月は株式系は堅調です。米大統領選が終わり、トランプ大統領の政策に対する期待感と言われています。しかし、マーケットは不確定要素を嫌いますので、その大きな一つがなくなったことも大きいのではないかと個人的には思っています。
Jリートの利回りは平均で
3.69%(前回)→3.65%(今回)とやや下落(価格は上昇)しました。(J-REIT一覧 - JAPAN-REIT.COM)。
Jリートの利回りと長期金利、そのスプレッドのグラフです(マーケット概況|J-REIT.jp | Jリート(不動産投資信託)の総合情報サイト | ARES J-REIT View)。長期金利は上昇、Jリートの利回りも上昇しており、スプレッドは横ばいでした。過去10年を見るとスプレッドは大きいとは言えません。つまりJリートは極端に割安ではありません。
一方、東証一部の配当利回りは下落しました。長期金利とのスプレッドはやや縮小しましたが、依然過去10年では最大レベルとなっています。過去のデータからはこの指標でみると割安だということです。
過去一年の金利です。トランプ大統領誕生により、日米とも金利は上昇。日本の金利は約9か月ぶりにプラスに復帰しました。この動きを受けて日銀はあらかじめ指定した利回り(価格)で国債を買い入れる「指し値オペ(公開市場操作)」をすかさず実施し、金利を抑え込みにかかりました。いまのところこのオペが奏功しているように見えます。
幕上がった日銀vsトランプ相場 初の指し値オペ :日本経済新聞
1年チャート
上からJリートアクティブ、日本債券イン
デックス、新興国株式インデックス、外国株式インデックス(インべスコMSCIコクサイ)、日経225インデックスとなっています。
一年でみた場合、まだJリートが他を大きく引き離しています。しかし株式系がだいぶ盛り返してきました。
日経平均前期実績のPERは14.91倍(前回)→16.57倍(今回)、今期予想が14.56倍(前回)→15.80倍(今回)でした。前回から大きく上がりました(国内株式指標 :株式 :マーケット :日本経済新聞)。
各市場の過去のPERの水準を確認するにはこちらのサイトが便利です。
銀行.info - 世界主要株式市場の株価収益率(PER)
2年&5年チャート
米国大統領選後、日経平均は大きく上昇していますが、マザーズ指数はちっとも上がっていません。大型>小型の相場であるため、小型株中心の個人投資家は大きな恩恵を受けていないのが現状かもしれません。しかし業績のしっかりした会社は必ず循環物色されますので、しばしの我慢です。とにかく将来の業績と株価のギャップをしっかりと見定めて売買を行っていきたいと思います。
前回の記事はこちら
投資信託の状況確認【確定拠出年金】(2016/11/5) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+
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2016年12月3日土曜日
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