第3週恒例、現在の保有銘柄の状況です。
加重平均PERは16.94(先月)→19.27(今月)となりました。
今月の主要銘柄の売買は以下の通りです。尚、売買は行いませんでしたが、ペーパーFSは株価上昇により主力銘柄入りしました。ペッパーが加重平均PERを大きく上昇させてます。。。。
売り エムケイシステム(一部)
買い 共立メンテンス(買増)、ハンズマン(買増)、ジェイエスエス(買増)
3910 エムケイシステム
先日1Qの決算がありました。決算分析で書いた通り業界の事情を知らない私にとっては評価しずらい局面となってしまったため、準主力レベルまでランクを下げて様子見することにしました。残りの持ち分をどうするかは今後の決算次第です。BtoBビジネスは外部から分かる情報が少ないので、それらのビジネスを主力とする銘柄への投資の難しさを強く感じました。このようなちぐはぐな取引をしても結果として利益があげられるのですから、現在の相場の易しさに感謝です。
9616 共立メンテナンス
前回に引き続き買い増してます。8/9発表の1Qは開業費をこなして増益と良好でした。ただ予定では開業費が最もかさむのが2Qであり、そのため今上期は減益予想となっています。予想通り着地したとしても見た目は良くないので、その決算を通過するまで株価が軟調に推移する可能性もあります。さらに言えば数字が好転するのが3Q決算(2月上旬)頃と見込まれるため、本格的な上昇はそこからという可能性もあります。
これらを踏まえた上で、短期では報われないかもしれませんが、現在の相場環境が続いた場合その前に上昇してしまう可能性もまたあると考え、一定程度買いました。今後さらに下がるなら買い増す予定です。予定ですが。
現在株価 3045円、PER 14.8倍、PBR 1.81倍、ROE 12.4%、DCF法適正株価 4653円
7636 ハンズマン
個人的には8/7発表の4Qに注目していました。前期4Q単計は前々期の熊本特需剥落と人件費増で売上利益ともに厳しいと予想していました。しかしふたを開けてみれば増収増益、それも二桁増益の着地となり、安定感を見せつけてくれました。
福岡新店を織り込まず出退店0とした今期も小幅ながら最高益を見込んでいます。この安定感も顧客目線での店舗運営が適確にできているからこそだと思います。出退店0としても抜群の安定感から、ホームセンターとしては決して安くないPER12倍台でもそこそこ魅力ある価格だと思いますが、福岡新店のインパクトを加味するとローリスクで大きな見返りを期待できると考えています。もちろん福岡が遅れに遅れ、株価もダラダラという可能性もあるため、慌てずにしっかりと押しを拾うのが吉と見ています。
現在株価 1590円、PER 12.6倍、PBR 2.16倍、ROE 16.7%、DCF法適正株価 2094円
6074 ジェイエスエス
8/9の1Qは絶好調でした。会費増額の恩恵がまだ続くため、引き続きポジティブ。今回は押し目でほんの少し買い増せたのみです。もう少し下げてくれればもっと刺さったのですが。
現在株価 947円、PER 10.5倍、PBR 1.67倍、ROE 15.9%、DCF法適正株価 1709円
この一か月で最も良いパフォーマンスはペッパーFS(+45.5%)、次がアークランドサービス(+8.2%)でした。ペッパーFSはとどまるところを知りません。分割したり、東証一部に昇格したりと話題に事欠きませんので、需給面が良好であることは間違いありません。その派手さに隠れがちですが、既存店の好調さも半端ないものがあります(7月のいきなりステーキは+27.1%増!!)。この状況が続けば前期比2.2倍とした通期利益をさらに上方修正する可能性もあります。またやや中期を展望するとロードサイドや海外への出店可能性を踏まえたトップラインの伸びや、ホリイフードサービスのFC契約による出店加速などの好材料が挙げられます。これらを踏まえた上での妥当な価格が正直良く分からないため、PF内のボリュームが一定以上にならない限りはとことん付き合おうというのが今のスタンスです。アークランドサービスはさすがです。ただすでにほぼPER30倍ですので、これ以上を期待するにはもう少し時間が必要だと思われます。
最もパフォーマンスが悪かったのがエムケイシステム(-9.1%)、次がファンデリー(-8.9%)でした。エムケイシステムは減益決算で素直に売られました。個人的には数字ほど悪くはないとは思っていますが、主力とするほど自信がもてなかったので、同じように感じた人が多かったのかもしれません。ファンデリーは3か月連続で下げてます。7/31の決算はまずまずだったと思いますが、完璧といえず、期待値が高かっただけに失望売りがでてています。良いビジネスを持っているのでひきつづき観察したいと思います。高値からは結構下げていますが、買い増しするにはまだ高い印象です。
また北朝鮮問題で相場は軟調ですが、現時点ではこれらの関連のニュースはノイズとして判断しています。今は森よりもしっかりと木を観察して期待値の高いポートフォリオを組んでいきたいと思います。
約一か月前の状況はこちらです。
現在の保有銘柄の状況(2017/7/17) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+
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