ニトリHDの3~8月最高益 高価格帯が好調 :業績ニュース :企業 :マーケット :日本経済新聞
ニトリホールディングスが25日発表した2014年3~8月期の連結決算は、純利益が前年同期比24%増の221億円だった。3~8月期としての過去最高を更新した。品質を高めた高価格帯の品ぞろえを拡充したことで客単価が上昇。既存店の売り上げを押し上げた。
売上高は13%増の2108億円だった。ソファやマットレスなどで高価格帯の商品を増やした結果、3~8月の客単価は5.5%上昇。客数も0.5%増えて、既存店の売上高は6%伸びた。
営業利益は20%増の374億円で、3~8月期として過去最高益だった。同社は販売する商品の大半を海外で生産しているため、為替の円安はコスト上昇につながるが、商品の切り替えによる原価改善や原材料の見直しなどで補った。
2015年2月期通期の業績予想は純利益が1%増の390億円で、過去最高となる従来見通しを据え置いた。通期の純利益予想に対する3~8月期の進捗率は57%だった。同社は「前年は下期に消費増税前の駆け込み需要があったため、反動も考えられる」と説明。通期の業績見通しについては「下期の業績の推移を慎重に見極めたうえで、3~11月期の決算発表あたりで見直したい」(同)とした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
駆け込み需要があったものの、13%増収24%増益とすばらしい決算でした。駆け込み需要を取り込んだこと。反動減を最小限に食い止めた事、高価格帯の商品投入が功を奏したことなどが原因として挙げられると思います。
特筆すべきは反動減があったはずの6-8月(2Q)の利益の伸び率です。駆け込み需要を取り込めた1Qよりも利益の伸び率が大きく29.1%増となっています。
通期については見通しを据え置いています。上の新聞の記事にもあるように、昨年の下記はすべに駆け込み需要があったので、前年比での数字の伸びが鈍る可能性があります。しかしながら現在の予想が保守的であることや、6-8月の好調さから考えると、上ブレの可能性が濃厚と考えるが自然でしょう。
仮に、15%の増益だったとするとEPSは403円で、現在の株価6340円はPER15.7倍となります。
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