2016年1月30日土曜日

資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2016/1/30)

4週週末の恒例、 資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(真ん中は縦軸対数、下はアベノミクス開始以降)です。





 一か月前の状況はこちら

資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2015/12/25) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

昨年3月末からのパフォーマンスはPFが+22.6%、日経平均が-8.8%、スプレッドは+31.4%(前回+19.7%)です。
暦年ではPFが+0.7%、日経平均が-8.0%、スプレッドは+8.7%(前回+0.0%)です。

この一か月は本当に疲れました。年始から1/21の底値までひたすら下げ続けたあとやっと反発。そして昨日マイナス金利導入ののサプライズ。一時はどうなることかと思いましたが、急回復して今月は終了となりました。現時点で19000円→16000円からちょうど半分くらい戻した位置にあります。さらに金曜日のNYは大幅上昇で終了し日経平均先物もプラスで帰ってきていますので、来週の入りは落ち着いて見ていられそうです。

今回の暴落はまったく想定はしていませんでした。しかし暴落当初は指数が下がっている割に小型株の値持ちが良かったため、資金作りする時間があったのが幸いしました。そのため、その後チビチビと買いを入れ、今週の戻りでは売りを中心に行い、想定通りの現金を作るといういつもの展開に持ち込むことができました。結果として、一月はほぼ±0まで戻すことができ、実は過去最高値を更新して終えています。日経の先物がさらに高いことと、金曜日に決算があった東祥、エイジス、ステップが非常に良い決算を発表してくれたので、個人的にも来週は安心かなと思っています。

下の表はPF銘柄ごとの1/21からの戻りをまとめたものです。これを見るとトレファク、シノケンは戻りが非常に大きいことが分かります。緑~黄までは10%超で平均以上の戻りですので、現金を作るときの良い目安になりました。普段こういうことをやらなかったのですが、やってみると感覚でなく数字で判断できるので有効だったと思います。これらとほかの要素(リバウンド局面のポートフォリオ及び資金管理参照)から売却銘柄を決めました。


それにしても黒田総裁、マイナス金利とは思い切った手を打ってきました。FOMCに動きがなく、甘利さんの辞任もあったので、あれがなければとても不透明感の漂う週末だったのではないかと思います。マイナス金利を導入したということは、マイナスの金利を調整する手段も手にしたことになりますので、効果の程度はさておき手詰まり感は完全に一蹴しました。マーケットもこのあたりを好感しているのかもしれません。余談になりますが、これだけエネルギー価格が動いてしまうとやはり物価はコアコア(食料及びエネルギーを除く)物価で測定しないと評価できないような気がします。参考値として出しそうな雰囲気もありますが。

このマイナス金利導入で長期金利は一時0.1%を切りました。恐るべし黒田バズーカ。前任の総裁とはまったく違いますね。しかし、長期金利が過去最低を更新したというインパクトはあるものの、下げ幅は0.1%とそれほど大きなものではありません。心理面でどのように効果が出てくるのか今後に注目しています。




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