約一か月前(7/18)の状況はこちらです。少額投資が多くなってきましたので、これらはまとめてその他に変更しています。
現在の保有銘柄の状況(2016/7/18) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+
現在の持ち株を金額順に並べると以下のようになります。現在現金も含めた加重平均PERは15.75(先月)→14.23(今月)となりました。
今月の主要銘柄の売買は以下の通りです。
売り サンマルクHD(一部売却→その他)、PCデポ(一部売却→その他)
買い ユニバーサル園芸社(買増)、シノケングループ(買増)
3093 サンマルクHD
月次があまりにもひどかったので、一部を残して売却。またしばらく様子見です。
7618 PCデポ
言わずと知れた今話題の会社です。今週は同社の問題で非常に悩みました。実は堅調な月次にも関わらず株価が下落していたので、買い増した矢先の炎上でした(泣)。結局私は金曜日にNISAの一枚を残して投げたのですが、かなり下手な売買だったかもしれないと思って反省しています。決断を先送りにした結果、まさにレミングの群れのように最も損をする取引をしてしまったかもしれません。
原因としては、直近のPCデポの業績がとても良かったこと、来るべきIoT時代に向けて高齢者に寄り添うサポートの必要性を痛感していたこと(実際に私の回りにはサポートを必要としている人が大勢います)、BtoCビジネスに対するSNSの影響力を過少評価していたことが挙げられます。
上記のように、PCデポの顧客に最も影響を与えると思われるテレビに取り上げられたタイミングで、白旗を上げたわけですが、今後どのように推移していくかは、メディアの対応、顧客、世論の反応、会社側の対応等が相互に作用しあって定まるため、様々な可能性があり、もはや予測できるものではないと考えました。また現状のまま収束しても短期的な一定の業績の落ち込みはあるだろうと踏んでいます。
このように危機管理が下手な自分としては、今後はエイジスの時のように「不祥事はとりあえず半分処分する」が良策と考えています。そうすれば次の対応時の決断の重さが減りますし、本当に立ち直ったと考えれば、そのままホールドあるいは(売値より高値でも)再エントリーすればよいだけです。なによりもポジションを減らすことにより、落ち着いて冷静に判断できることが大きいです。今回の件は自分にあった危機管理の方法が必要であることを痛感しました。それにしてもエイジスに続いてPCデポとは見る目がないorz。
6061 ユニバーサル園芸社
先月に引き続き購入。決算は上ブレ着地となりました。今後はグリーン事業ならびに小売事業の売上の伸びに注目しています。まだまだ財務も良好ですので、M&A余力もあると思われます。
現在株価 2690円、PER 10.8倍、PBR 1.16倍、ROE 9.4%、DCF法適正株価 5701円
8909 シノケングループ
好決算にも関わらず下落していましたので、少し購入(買い戻し)。アパート事業の利益率が落ちていることだけが唯一の気がかりですが、受注残は大きく伸びていますので、今のところ問題なしと踏んでいます。
現在株価 1912円、PER 6.6倍、PBR 2.09倍、ROE 34.6%、DCF法適正株価 4364円
7月中旬から8月中旬のマーケットは、日経平均としては結果的には横ばいで良くもなく悪くもないといったところですが、このところは指数絡みの銘柄のみが買われて、中小は売られており、ジャスダックやマザーズは軟調に推移しています。
このような市場環境の中、私のPFは軟調でした。
この一か月で最も良いパフォーマンスはエイジス(+14.3%)、次がアークランドサービスHD(+4.3%)、3番目がステップ(+1.7%)でした。プラスはこの3銘柄のみでした。
エイジスはブラック騒動ありましたが、業績好調のため高値更新しています。今後は繁忙期の対応と利益の出方が焦点になってくるでしょう。アークランドサービスHDは安定感のある決算により買われています。優待券が「からやま」で使用できることになったのも地味にうれしいです。ステップは通期上ブレ可能性を残しているため、売り手が少なかったかもしれません。
最もパフォーマンスが悪かったのがシノケングループ(-17.9%)、次がブロンコビリー(-12.0%)、3番目があみやき亭(-10.8%)でした。番外編としてライドオン・エクスプレス(-33.0%)、PCデポ(-27.3%)、日本動物高度医療センター(-19.6%)とボロボロでした。
シノケンは好決算後じり高だったにも関わらず、ここのところ大きく売られました。ここからは下落すれば買いのスタンスで臨みたいと思います。ブロンコビリーは7/15の好決算後じりじりと下げています。PERでもDCF法でもある程度の高値なのでしょうがないです。まだ買える水準でもないので静観です。あみやき亭ですが、7/1にやや弱い決算を出してからかなりの売られ様です。ここまで売り込まれるほどではないので、じきに回復すると考えています。7月月次は良かったので8月に注目しています。ライドオン・エクスプレスは少量なので気にしていませんが、個人的にはすし上等ブランドの浸透→拠点数の増加に期待しています。PCデポは上記の通り。NISAの一枚を握りしめて不祥事の結末を追いたいと思います。日本動物高度医療センターは来夏開院する東京分院のための採用増による減益なので、業績の本格上昇は来夏からと思われます。
苦しかった8月ももうすぐ終わります。いろいろともがきましたが、良い勉強にもなりました。そして現金も増えています。一部の優良株には値ごろ感も出てきていますので、このキャッシュを有効に使っていきたいと思います。
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好調だった外食がここへきて今一つですね。
返信削除私は外食株中心なんですがALSのような超優良株以外は異常なほど売られてて痛ましいです。
kwckさん
削除こんにちは。本当に最近は小売・外食はボロボロに売られている印象です。辛いですねえ。
ただ大きなプレミアムが剥げ落ちた、成長鈍化により売られた、単に連れ安しているなど個別で要因が違うと思います。
ここは本質に立ち返ってしっかり利益成長できる銘柄をホールドする、あるいは買い増すことが大事ではないかと思います。
本当に踏ん張りどころですね。しっかりとした銘柄であればすぐに盛り返すと思っていますが。