ウイリアム・オニールに代表されるグロース株モメンタム投資をルール化しとその有効性について書かれた本です。正直なんとかの公式とか言うのは個人的に好きではないのですが、納得できる内容も多かったですし、新たな知識も得られて勉強になりました。
まず相場全体の勢いを表わす指標として新高値銘柄数レシオというものを提唱しており、これはぜひ取り入れたいと思います。先日学んだようにPERだけでは相場の趨勢は判断できないということのようなので、
チャートで分かるファンダメンタルズの重要性~「チャートで見る株式市場200年の歴史」
PERと長期金利、それからこの新高値銘柄数(レシオ)を継続的に観察していこうかと考えています。
それから売りの基準は勉強になりました。業績悪化は当然ですが、不正は即売、事故は状況次第だが原則売りだそうです。
また、ロスカットルール8%は絶対必要で、ナンピン買いはありえないそうです。これはモメンタム投資にとっては鉄則なので当然でしょう。しかしこの基準といい、PER60倍以下はOKという基準といい、バリュー投資から入っている私にはなかなか体で理解できないところではあります。
結局のところ、PER60倍近くの投資でも、テクニカル指標やロスカットルールによる売りの基準がしっかりしていれば、損失はコントロールできるということなのでしょう。確かに頭では納得できる内容ではあります。
簡単にグロース株モメンタム投資が理解できるので、その道をまず知りたい人にはちょうど良い書籍ではないでしょうか。
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