2014年12月1日月曜日

買い戻すことと新規に買うことは何が違うのか?

今回の話は私が今考えていることを悶々と書いており、結論のない話ですのでご容赦ください。

最近、成長株のひとつを利確しました。銘柄は私のポートフォリオを知っている人はある程度想像はつくと思いますが、売買の公表は月一度としていますので、ここでは伏せておきます。

成長株については、マイルールとして、以下があります(業績に変化がない場合です)。


・成長株であれば基本的には売却しない。ただし、一時的に極端に高い場合は買戻しを前提に売却可能 


これについてはおそらくいろいろな戦略があると思います。おそらくバフェットはビジネスが順調であれば売却しないと思います。

ピーター・リンチも「株で勝つ」のP279で以下のように述べています。

「私なら、業績も伸び続け、ビジネスも拡大し続けていて、障害になるものがない限り、高成長会社の株は持続する」

しかし、P294の急成長株の売り時で、PERが不合理なまでに高い時は売るべきとも言っています。


私はピーター・リンチのこの助言から、上記ルールを作りましたが、問題は買い戻しの局面です。

現在、買い戻しではテクニカルで機械的に買い戻しています。しかし、今回テクニカルで買い戻そうとすると新規買いとしてはあり得ないほど高値になりそうです(笑)。それで今どうしようか思案中なのですが。

これが可能なのであれば、新規買いの時、なにも適正株価の3/4になるまでひたすら待ち続ける必要はないわけです。しかし、これを感覚的にOKとしてやっても良いかなと思っているということは

・高値で売っているので、それより安い値で買い戻すならOK
・株式をホールドして、その企業に対する理解が進んだことにより、期待値の予測精度が上がり、プラスの幅が新規買いの時よりも小さくても問題ないと直感している

の2点を無意識的に考えているからでしょう。

しかし、前者で「高値で売っているから」というのは、論理的には再度買うこととは別の行為なので、感覚的にはあるかもしれませんが理由になりません。持ち続けているよりは得をしていると言えばそれまでですが、結局のところ買い戻すということはその時点では少なくとも期待値がプラスだと思っていることの表れであり、その点においては買い戻しも新規買いも変わりません。


ですので、論理的に理由となりうるとすれば後者のみということになります。

ということは、ある企業の事業の理解を事前にやっておき、どうしても手にいれたい素晴らしい事業だと思えば、私自身のモノサシに対して安全余裕度はおろかプレミアムを払ってでも購入することが可能になる、ということになります。つまり、事業の理解度により許容値を変化させるということですね。これは一歩間違えば大損失に繋がりかねませんので、許容値の変更はおいおい考えていくことにしたいと思います。

今回の買い戻しは良い勉強だと思って、しっかり考えてトレードしたいと思います。


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