2017年3月26日日曜日

【決算分析】8909 シノケングループ 28年12月期4Q

8909 シノケングループ JQ

■事業概要
頭金ゼロで可能なアパート、マンション経営を提案。不動産賃貸管理や介護などストック事業を育成。アセアン進出。

■決算全般
結局4Qも約50%の増収増益と飛躍の決算となりました。4Qでも各セグメント共、売上と利益を伸ばしており、相変わらず怖いくらいの安定感です。しかし、受注残に目を向けるとアパートの受注残が3Qと比較して横ばいとなるなど、さすがにこの勢いの増収増益が続くとは思えません。


ただ、以下の特集記事にあるように既に前期の売上分以上の受注残を既に抱えているのも事実です。

シノケンG Research Memo(1):「人気エリア×駅チカ×単身者世帯向け」に特化したアパート販売で躍進続く | 株探ニュース

郊外のアパート空き家が急増していることから、金融庁が銀行の融資を監視するようになりましたので、一時的に需要が減退するかもしれませんが、同社のアパートは人気エリアで駅から徒歩10分圏内とし、単身者やDINKS用のアパートとしているため、入居率が2016年末で97%台と高水準を維持していることが特徴なので、徐々に好転するのではないかと考えています。

またマンションについても足元の販売は回復しているとのことです。

シノケンG Research Memo(9):アパート販売とストックビジネスの好調持続で2ケタ増収増益見込む | 株探ニュース




 以下株探より引用

シノケングループ【8909】、今期経常は11%増で6期連続最高益、9円増配へ | 株探ニュース



■4半期単計分析
4Q単計では80%を超える増収増益ですので、問題があるはずがありません。余りにも勢いがありすぎますので、この成長はさすがに今上期で一服すると思われます。







■株価動向
この決算発表後、株価はやや上昇しています。現在のPERを見る限りマーケットは前期の利益を維持することはできないと見ているようです。

■指標
現在株価 2193円、PER 4.7倍、PBR 1.97倍、ROE 42.1%、DCF法適正株価 7035円



前回の記事はこちら

【決算分析】8909 シノケングループ 28年12月期3Q - バフェット流バリュー株投資で資産形成+


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資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2017/3/25)

4週週末の恒例、 資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(真ん中は縦軸対数、下はアベノミクス開始以降)です。





昨年3月末からのパフォーマンスはPFが+16.9%(+14.5%)、日経平均が+14.9%(+15.1%)、スプレッドは+2.0pt(-0.6pt)です。暦年ではPFが+5.0%(+2.8%)、日経平均が+0.8%(+0.9%)、スプレッドは+4.2pt(+1.9pt)です。( )内は前回の数値です。

前回と比べるとPFが↑、ベンチマークが↓でついにベンチマークを上回りました。ここ最近私の保有する銘柄にも徐々に資金が入ってきており、わずかですが追い風を感じます。締め日まであと一週間です。来週は恐怖の「ケンリオチ」がありますが、なんとか踏ん張って、目標の+15%と対ベンチマーク勝利の両方が達成できるとうれしいです。

前回のエントリーでポートフォリオのメリハリをつけたいと言っていたのにかかわらず、いろいろな銘柄に目移りしてしまっています。ただ大きな下落がない限り、順調な保有銘柄はなかなか買い増し圏に落ちてこないのも自明であり、業績が好調であれば多少割高でも保有するという方針を維持している限り、現在の状況でメリハリをつけるのは難しいとも感じています。現在のスタンスでは結局「選択と集中」を考慮しつつ、企業の成長・割安具合を勘案しながら総合的に判断するしかないわけで、試行錯誤は続きそうです。

一か月前の状況はこちら
資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2017/2/25) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+


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2017年3月18日土曜日

現在の保有銘柄の状況(2017/3/18)

第3週恒例、現在の保有銘柄の状況です。




加重平均PERは15.75(先月)→15.64(今月)となりました。


今月の主要銘柄の売買は以下の通りです。

売り フジ・コーポレーション(優待分残し)

買い ハンズマン(買増)、日本動物高度医療センター(新規)



7605 フジ・コーポレーション
1年の利益の大きな割合を占める1Qが予想よりも悪く、今後EC売上増加も見込めないことから売却しました。既にやや割高圏という判断です。



7636 ハンズマン
新店はいまだ決まらないものの、熊本復旧需要、品ぞろえの拡充による既存店の伸びは続くと考えられるため、買い増しました。今期4Q(4~6月)以降は新規採用大幅増による人件費負担の影響がどの程度になるかは要確認。

現在株価 1719円、PER 15.0倍、PBR 2.53倍、ROE 17.3%、DCF法適正株価 1975円


 
6039 日本動物高度医療センター
犬猫専門に高度医療を施す「二次診療」病院を展開。現在は川崎市と名古屋市の2か所で病院を運営しており、今年秋の開業を目指して足立区に土地を取得しています。診療件数は右肩上がり。犬猫の飼育頭数は微減傾向ですが、ペットの高齢化、ペット保険の浸透により高度医療のニーズは根強いため、今後も成長を見込めそうです。今期1Qは社員増による人件費負担が重かったのですが、2Q,3Qはこれをこなし大幅増益。今期増額修正が視野に入っています。増資による希薄化懸念もあり躊躇していたのですが、これを受け入れ、3月に入ってからの調整局面で買い増しました。

現在株価 1718円、PER 16.8倍、PBR 3.42倍、ROE 22.1%、DCF法適正株価 1940円





2月中旬から3月中旬のマーケットは微増でした。ほんとうにボラティリティの低い状態が続いています。

このような市場環境の中、私のPFも微増でした。実は監視銘柄に関しては前回比+10%を超える銘柄が結構あり好調なのですが、公開している主力が軟調で、全体的にパフォーマンスが伸びません。なんと影響力のないブログでしょう(笑)。しかし、「大きな過ちを犯さないかぎり、投資家が正しく行わなければならないことはほとんどない。」というバフェットの言葉通り、しっかりとした企業を保有し、業績に陰りが見える企業をきっぱりと手放すという当たり前のことを愚直に続けていきたいと思います。

「投資で一番大切な20の教え」で再確認した3つの教訓 - バフェット流バリュー株投資で資産形成+


この一か月で最も良いパフォーマンスはゲンキー(+12.0%)、次がシノケングループ(+6.3%)でした。

ゲンキーは株式分割と増配、実質優待拡充が材料視されました。最新の四季報でも【飛躍】となっていますので、株価も飛躍を期待したいところです。シノケンは本当にここ数日の動きのみで上げました。本格的に上昇すればこんなものではないと思いますので、粘り強くホールドしたいと思っています。


最もパフォーマンスが悪かったのが日本動物高度医療センター(-3.5%)、次がエムケイシステム(-3.0%)でした。

日本動物高度医療センターについては売られた理由は特にないと思いますので、上で紹介したように買い増ししました。エムケイシステムは前回の決算後軟調な展開が続いていますが、業績の推移をしっかりと見極めて判断しています。いまのところ主力のASPサービスは順調であり、業績的には問題ないと考えています。


あと2週間余りで今年度も終わります。今のところ目標である15%増をかろうじて上回っています。なんとかこのレベルを維持して終了したいところです。

約一か月前(2/18)の状況はこちらです。
現在の保有銘柄の状況(2017/2/18) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+


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2017年3月12日日曜日

【決算分析】3085 アークランドサービスHD 28年12月期4Q

3085 アークランドサービスHD 東1


■事業概要
カツ丼専門店「かつや」を展開する外食チェーン。唐揚げ専門店「からやま」を育成中。

■決算概要
通期で二桁増収二桁増益で締めてくれました。利益面では15%程度の増益と相変わらずの安定成長ぶりを発揮しています。結局、店舗数はかつやが340→374店(+34)、その他が52→52店(±0)となり、期初の目標である55店舗増と21店舗増よりかなり少ない出店となりました。その他の業態で閉店が多く、前期は建て直しで今期に期待でしょうか。その表れか、今期の出店計画はかつや(国内)40、その他(国内)24、海外12となっており、その他の比重が高くなっています。

低下価格かつ丼チェーンのライバルが続々と出現する中で、早く第二の柱を育てたいというのが偽らざる本音でしょう。ということで個人的には特に以下の点に注目してきたいと思っています。

・出店の進捗(とくにその他業態)
・ライバルの出現による既存店売上の劣化有無

以下株探より引用

アークランドサービスホールディングス【3085】、今期経常は10%増で15期連続最高益更新へ | 株探ニュース




 ■4半期単計分析
4Q単計では二桁増収二桁営業増益と3Qよりやや持ち直しました。この辺りはさすがです。原価率・販管費率とも昨年とほぼ同様となっており、問題ありません。高い営業利益率が維持できており本当に素晴らしいです。これを崩さない程度にしっかりとした出店をしてほしいですね。






 
■株価動向
この決算発表後、株価はやや上昇しています。

■指標
現在株価 3080円、PER 22.3倍、PBR 3.44倍、ROE 14.1%、DCF法適正株価 2973円



しかし、この素晴らしい企業のこの1年間の株価がこのようにヨコヨコですから、こんな銘柄をかなり抱えている私のPFは成績が上がらないわけです。しかし、1年前より15%程度割安になっているわけですから、 のんびりホールドしていきます。



前回の記事はこちら

【決算分析】3085 アークランドサービスHD 28年12月期3Q - バフェット流バリュー株投資で資産形成+



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2017年3月11日土曜日

ドル円と日経平均のチャート確認(2017/3/11)

まずはドル円チャートです。


▼3カ月チャート

ここ半月で円安が進んでいます。米国雇用統計の結果は問題ありませんので、利上げ→ドル高円安の流れです。



▼1年チャート
 
雲を上に抜けたので円安が一段と進むのでしょうか。




▼5年チャート

120円は大きな節目です。とりあえずそこまでは固いか。




▼25年チャート





次に日経平均チャートです。


▼3カ月チャート

本当に最近は狭いレンジでの動きとなっています。例年10%程度の急落は何度かあるものなのですが、なかなか来ません。ここから10%というと17600円です。結構な下落幅です。





▼1年チャート

昨年7月半ばから10月半ばもせまいボックス圏でした。今回も12月半ばから3月半ばで3か月間。そろそろ流れが変わるでしょうか。ずっと雲の上ではあるんですね。




▼5年チャート





▼25年チャート





1か月前のエントリーはこちら。

ドル円と日経平均のチャート確認(2017/2/11) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+




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2017年3月5日日曜日

【決算分析】7636 ハンズマン 29年6月期2Q

7636 ハンズマン

■事業概要
宮崎地盤のホームセンター。品ぞろえが豊富で魅力ある大型店に特色。


■決算全般
最終益を除けば一桁の増収増益でした。増益幅については物足りなさも感じますが、前期の伸びが驚異的だったため、仕方のないところでしょう。通期に対する進捗は例年より良いくらいです。



以下株探より引用

ハンズマン【7636】、上期経常が8%増益で着地・10-12月期も4%増益 | 株探ニュース





■4半期決算概要
前期の利益の伸びのすさまじさが良く分かります。ただ今年はその利益をもしっかりと上回っています。営業利益率も過去最高ですし、回転率も良好です。指標上まったく問題はなく、堅実に経営されていることが分かります。









■株価動向
この決算について株価は反応せず、横ばい圏です。

■指標
現在株価 1754円、PER 15.3倍、PBR 2.58倍、ROE 15.6%、DCF法適正株価 1975円




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