■事業概要
頭金ゼロで可能なアパート、マンション経営を提案。不動産賃貸管理や介護などストック事業を育成。アセアン進出。
■決算全般
結局4Qも約50%の増収増益と飛躍の決算となりました。4Qでも各セグメント共、売上と利益を伸ばしており、相変わらず怖いくらいの安定感です。しかし、受注残に目を向けるとアパートの受注残が3Qと比較して横ばいとなるなど、さすがにこの勢いの増収増益が続くとは思えません。
ただ、以下の特集記事にあるように既に前期の売上分以上の受注残を既に抱えているのも事実です。
シノケンG Research Memo(1):「人気エリア×駅チカ×単身者世帯向け」に特化したアパート販売で躍進続く | 株探ニュース
郊外のアパート空き家が急増していることから、金融庁が銀行の融資を監視するようになりましたので、一時的に需要が減退するかもしれませんが、同社のアパートは人気エリアで駅から徒歩10分圏内とし、単身者やDINKS用のアパートとしているため、入居率が2016年末で97%台と高水準を維持していることが特徴なので、徐々に好転するのではないかと考えています。
またマンションについても足元の販売は回復しているとのことです。
シノケンG Research Memo(9):アパート販売とストックビジネスの好調持続で2ケタ増収増益見込む | 株探ニュース
以下株探より引用
シノケングループ【8909】、今期経常は11%増で6期連続最高益、9円増配へ | 株探ニュース
■4半期単計分析
4Q単計では80%を超える増収増益ですので、問題があるはずがありません。余りにも勢いがありすぎますので、この成長はさすがに今上期で一服すると思われます。
■株価動向
この決算発表後、株価はやや上昇しています。現在のPERを見る限りマーケットは前期の利益を維持することはできないと見ているようです。
■指標
現在株価 2193円、PER 4.7倍、PBR 1.97倍、ROE 42.1%、DCF法適正株価 7035円
前回の記事はこちら
【決算分析】8909 シノケングループ 28年12月期3Q - バフェット流バリュー株投資で資産形成+
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