ですので、まだまだ年に何度かある程度の下落なんですね。だと言ってもいつ下げ止まるかわからないのでとても不安というのが下落局面の心理状態です。
こういう時の対処法として、私はまず最悪のケースを想定して、そのケースの各段階における行動を落とし込みます。前回8月の下落時にも同様のことを行いました。その時のエントリーの一部を引用します。
ドル円為替相場と日経平均株価のチャートの動向と今後の見通し(2014/8/9) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+
現在のところ直近の高値から大体1000円下げた位置にいます。過去一年間において1000円を越える下げは他に5回あります。今回が6回目ということになります。ちなみに最大は昨年12/30~今年2/5における約2300円(14%)の下落です。
今のところ下落幅だと年間に何度もある程度の「調整」となります。もし過去一年で最大級の暴落となるとすると2200円(14%)以上の下落なので、13500円以下に下落することになります。もし20%下落ということになれば12600円ということになります。
20%以上の下落というのは、相場が極端に高値にある、あるいはリーマンの時のように極端に流動性が失われるなどの特殊な状況を除けばほとんどないと思い ます。今回はこれらの状況に該当しないと思いますので、まずは上記の範囲くらいに下がる可能性があることを心に留めておけばパニックはある程度防げるかと 思います。
あとは具体的にどのように対応するかですが、長期投資家であれば以下の3つになるかと思います。
1.ポートフォリオ内の銘柄を魅力的な価格で買い増す
2.普段は割高で購入できない優良成長株を新規買いする
3.ポートフォリオ内で比較的見込みのない銘柄を、上記1、2の銘柄に乗り換える
1と2は当然のことながらキャッシュポジションがなければ取れない戦略です。1については保有銘柄を買い増しできる価格というのをあらかじめ設定してお き、その銘柄に達したら買い増します。また2については普段からポートフォリオに加えたい優良銘柄リストを作っておき、購入しても良い価格になったら組み 入れます。
3は保有銘柄の中の優先順位を整理し、高いものが購入してよい価格になったら、低いものから高いものに乗り換えます。この優先順位は普段から整理しておくとこういう時にあわてずに済みます。
個人的には、現在のキャッシュ約15%と投資信託分を13500円くらいの下落までに使い切るくらいの感じで考えています。実はすでに買えたものがありま す。後はトレファク、他の新規は内緒ですがどれもまだまだ高いのでポートフォリオ内のものを買い増して終わりかもしれません。
いずれにしても長期投資派であればこの先の下落局面はポートフォリオをより良い銘柄で固める良い機会ですので、ぜひ有効に活用したいところです。
今回もこの時と同じアプローチで考えています。
現在キャッシュが20%弱ありますから、それを13000円~14000円までに段階的に使いきるイメージです。前回同様、既に少し購入し始めていますが、本命はまだまだ高くて手が出せません。上手く買えると良いのですが。また下記の1.も行いたいのですが、PF内の有望銘柄もまだまだ買い増しして良いような価格まで下がっておりません。
1.ポートフォリオ内の銘柄を魅力的な価格で買い増す
2.普段は割高で購入できない優良成長株を新規買いする
3.ポートフォリオ内で比較的見込みのない銘柄を、上記1、2の銘柄に乗り換える
このような状況にしておけば、「下落もまた良し」と思えるようになり、心にゆとりがもてます。
ただ、銘柄の選定だけには注意したいところです。いくら安くても銘柄を間違えては元も子もありません。
ブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると大変励みになります。
株式長期投資 ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿