Amazon、2014年Q4はEPS 0.45ドルで予測を上回るも、売上は293億ドルでわずかに及ばず - TechCrunchまとめると
先ほどAmazonは、2014年Q4の決算を発表し、売上293.3億ドル、純利益は2.14億ドル、1株当たり0.45ドルだった。CNBC/Thomson Reutersによると、アナリストの予測は1株当たり利益0.17ドル、売上296.7億ドルだった。Amazonは利益では予想を大きく上回ったが、売上はわずかに及ばなかった。
過去2四半期、Amazonは予想に反して損失を出した。3ヵ月前、株式市場は同社に対して非常に厳しく、株価は10%下落した。
Amazonがほぼ復調した今、市場の反応は非常に良い。売上が予想を下回ったにもかかわらず、決算発表後の時間外取引きで、株価は7.86%高値をつけている。
昨年同時期、Amazonの収支は売上255.9億ドル、EPS 0.51ドルだった。今日発表された数値は、対前年比で売上が14.6%増え、利益は11.8%減っている。
未だにAmazonは、Amazon Fire Phone発売の後始末に追われている。新型電話機を買う人が殆どいないことに気付いた同社は、価格を下げるほかなかった。現在あちこちで0.99ドルで売られている。
その結果Amazonの利益率は打撃を受けた。しかし、状況は改善されつつある。この四半期はAmazonにとって重要だった。ついに同社は純利益を上げた。
売上は対前年比で大きく伸びている。新しいデバイスの研究開発に大きく投資しているが、それでもAmazonは何といっても驚くべき成功を収めているEコマースサイトだ。
特にAmazon Primeが非常に好調だ。世界で数千万人のユーザーが、高速配達とストリーミングサービスのためにPrimeを定期契約している。同社はこの定期利用料から大きな利益を得ているはずだ。
「昨年Prime会員料金を値上げした時、顧客はそれでもこれがショッピング史上最高のバーゲンだとわかってくれると信じていた。結果はその通りになった ― 全世界数千万の有償メンバーが昨年53%増えた。米国内は50%で海外の方がむしろ早い」とCEO Jeff Bezosがリリース文で語った。
他の高利益率部門には、Amazonサイトでの広告、Android用アプリストア、Amazonインスタントビデオ、およびKindleストアがある。最近同社はHachettとの争議を解決したので、Hachetteの本が再びKindleストアに戻ってきた。これも後押ししただろう。
今後は利益率に注意する必要はあるが、Amazonが再びFire Phoneのように新奇なデバイスの発売に挑戦するかどうか注目した。Amazonは、さらに多くの人々をAmazonエコシステムに呼び込む完璧なデバイスを探すために、十分時間をかけることができる。
・対前年比で売上が14.6%増え、利益は11.8%減った。
・コンセンサス比では売上未達、利益超過
・Prime会員値上げが成功
・Amazon Fire Phone問題は峠を越えつつある
結局、利益が出たと言うのが重要なようで、株価は暴騰しました。私は今のアマゾンには利益よりも売上増加率や、新規事業の革新性の方が重要だと考えていますので複雑な気持ちなのですが・・・。まあ助かります。
米国株全般に関しては私がよく参考にしている掘古氏のブログが更新されているようなので紹介しておきたいと思います。
第326回 「2015年米国経済・株式相場の見通し」(1) | 堀古英司の「米国株式の魅力」 - 楽天ブログ
氏曰く、為替は110-130円くらいの幅を推移する、米国株は上昇が期待できるとのことです。私もその見通しに賛成で、内容も納得できるものでした。
一般的に言っても、金利引き上げに転換しても、しばらくは景気回復・株価上昇は期待できますから、いろいろな不安要素は次々と上がってきますが、その中を強弱をつけながら緩やかに上昇していくのではないかと思います。
為替についても、米国の金利上昇と日本の景気回復の遅れ、金融緩和をある程度織り込んでいるので、これ以上の円安がそう簡単に加速しないと思っていました。これに関してはあくまで直観で根拠はなかったので、堀古氏の見解を聞いて嬉しくなってしまいました(笑)。
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