2013年11月30日土曜日

投資信託の状況確認【確定拠出年金】(2013/11/30)

毎月一度の「投資信託の状況確認」では、現在投資中または投資予定のある投資信託の状況を確認し、年金運用に役立てるためのコーナーです。


前回の記事はこちら
投資信託の状況確認【確定拠出年金】(2013/11/04) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

年金積立インデックスファンド日本債券:0231B01A:青
DC・ダイワ・ストックインデックス225:0431301C:赤
インベスコ MSCIコクサイ・インデックス:18312023:緑
年金積立インデックスF海外新興国株式:02311084:黒
Jリートアクティブファンド(1年決算):6431307A:黄


1か月チャート



ま ず、最近一か月の動きです。上から順に日経225インデックス、外国株式インデックス(インべスコMSCIコクサイ)、新興国株式インデックス、Jリートアクティブ、日本債券インデックスでした。

日経平均が上放たれしたので日経がトップ、NYダウも最高値を更新し続けているので外国株式が2位でした。新興国は為替を考えれば実質マイナスですね。ドル円の上がり方の方が上回っています。



現在のJリートの利回りは平均で3.75%です(J-REIT一覧 - JAPAN-REIT)。ちなみに4.5%まで下がれば追加買いをするつもりなのですが、当分そんな状況にはなりそうにありません。



1年チャート



上から日経225インデックス、外国株式インデックス、Jリートアクティブ、新興国株式インデックス、日本債券インデックスとなりました。先月と変わらずです。

NYダウが最高値を更新し続けていますので、バブルだという声も聞かれるようになってきました。高くなるとすぐバブルと言いたがる人のなんと多いことか(笑)。

米国株はバブル状態か - WSJ.com

その一方で高くはあるがバブルではないなどという人もいます。

節約発投資行き リスキーだがバブルではない(ハワード・マークス)

指標を冷静に分析すれば、やや割高というのが妥当な判断であると思いますので、現在は配分を減らす時期を探るフェーズに来ていると考えています。

注意したいことは、「バブルではない→暴落はない」ではないことです。暴落するのには割高であれば十分です。株価自身の重みに耐えられなくなり崩壊することはないかもしれませんが、きっかけさえあれば暴落することはありえます。


新たに買うとすれば、一番立ちあがりが遅れている新興国になりそうです。 春山氏はすでに配分を変えていますね。いつもながらとても参考になります。

豊健活人生:春山昇華 : 資産配分変更


現在日経平均は前期実績のPERが24.8倍、来期予想が16.0倍です(国内株式指標 :株式 :マーケット :日本経済新聞)。こちらも結構上がってきました。




2年&5年チャート




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2013年11月24日日曜日

資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2013/11/24)

第4週週末の恒例、 資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較です。


一か月前の状況はこちら

資産運用額と日経平均株価指数チャートの比較(2013/10/26) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

4月からのパフォーマンスは資産運用が+10%。日経平均株価指数は+24%です。私の資産は先月に比べて微減、日経はかなり増加しましたのでかなり差が広がりました。

ここ最近は指数ばかりが上がっていて、個別株はそうでもないという状況らしいですが、それを裏付ける格好になりました。


ちょっと話題はそれますが、NYダウ平均株価指数が史上最高値を更新し続けています。しかし、更新し続けること自体はマイルドインフレの世界であれば実は当然なんですね。問題はそのスピードや、裏付けとなる企業業績で、割高であるというような意見が散見されるようになりました。

下記サイトによれば日経平均の予想PERは19.07倍。一方、NYダウ平均のPERは14.99倍です。

銀行.info  - 世界主要株式市場の株価収益率(PER)

いつも使っているこちらのサイトとは日経平均のPERの数字が結構違いますが、いずれにせよ日経平均の方がいつものように高いようです

国内株式指標 :株式 :マーケット :日本経済新聞

しかし下記サイトのNYダウのPER推移を引用させていただきますが、これによると少なくとも割安ではない状態まで来ているということが言えそうです。


引用元: アメリカ株式市場の平均PER推移

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2013年11月19日火曜日

現在の保有銘柄の状況(2013/11/19)

現在の保有銘柄の状況です。



約一か月前(9/22)の状況はこちら。
現在の保有銘柄の状況(2013/10/19) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+
ここ一か月での売買は、ココカラファイン売却です。

また実際にはトレジャーファクトリーをクロス取引しましたが、(売った次の日に買い戻したので、厳密にはクロス取引と言わないかもしれませんが)、その買値を反映していません。

どう表現していくかはまだ決めていません。このままだと買い増ししたときに処理が煩雑になりますが、新しい買値してしまうと実質的な利益が分からないことなります。どうでもいいと言えばどうでもいいことなんですけどね(笑)。


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2013年11月16日土曜日

コーナン商事<7516>約1カ月遅れで14年第2四半期決算を発表

不明朗会計の件続報です。

まず「過去の決算の訂正」。こちらは業績には影響なしだそうです。

そして「2014年第2四半期決算及び本決算予想の発表」。第2四半期決算では売上高はほぼ横ばい、営業利益が-21%でした。不明朗会計の影響かどうかはチェックしていません。

そして、「役員報酬の減額」です。

これでこの件は終了、お咎めなしはというところなんでしょうかね。


時事ドットコム:コーナン商事、07年2月期以降の有価証券報告書を訂正=過年度業績に影響なし

コーナン商事は15日、不透明取引などに関する第三者委員会の調査結果を踏まえ、2007年2月期~13年2月期の訂正有価証券報告書、訂正半期報告書、訂正四半期報告書を関東財務局に提出したと発表した。(2013/11/15-18:52)


コーナン商事が今2月期予想を下方修正 2013/11/15(金) 15:44:37 [サーチナ]

【経済ニュース】 2013/11/15(金) 15:44
                 
コーナン商事 <7516> が15日引け後に、今2月期の業績予想を修正した。

売上高は従来予想の2790億円から2730億円(前期比0.4%増)に、営業利益は167億4000万円から128億7000万円(同21.2%減)に減額。消費動向や競合状況の厳しさで売上減となったほか、円安進行による仕入原価の上昇で利益率も低下したという。

不透明な取引に関連し、決算の提出が遅れていた今8月中間期業績については、売上高が1402億9600万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は72億5600万円(同27.4%減)で着地。従来予想を売上高で約34億円、営業利益では約26億円下回った。

また、同時に過去の決算短信等を訂正したほか、今回の不祥事に対する再発防止策についても発表している。

コーナン商事の15日の終値は、8円高の1060円。(編集担当:片岡利文)



時事ドットコム:コーナン商事、不透明取引で役員報酬減額=14年2月期業績予想を下方修正

コーナン商事は15日、不透明取引の調査で延期していた2013年8月中間決算発表を行うとともに、円安に伴う輸入商材の仕入れ原価の上昇を主因に14年2月期通期業績予想を下方修正した。不透明取引に対する責任を示すため、役員報酬の減額も発表。疋田耕造前社長(現相談役)は月額報酬全額を、疋田直太朗新社長は同50%をいずれも6カ月間減額。14年2月期末の役員賞与は全役員が全額返上する。(2013/11/15-18:53)



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イエレンで上鼻たれ確定

ジャネット・イエレン氏の公聴会発言で、緩和継続表明。これが全世界の株高を演出し、日経平均株価も素直に上昇しました。


私はチャーチストではないですが、ある程度の経験則はあると思いますし、チャートで買ってくる市場関係者もいるでしょうから、やはり形は気になります。

ちょっと前から気にしていた、三角もちあいも上鼻たれではなく上放たれということで良いのではないでしょうか。通常はドル緩和継続であれば円高に振れるところですが、円安となり100円に乗せたまま金曜の取引終えましたし、市場のセンチメントもしばらくはOKという雰囲気に見えました。


FRB次期議長が緩和継続表明 雇用が十分改善するまで(朝日新聞) - goo ニュース

FRB次期議長が緩和継続表明 雇用が十分改善するまで
朝日新聞2013年11月15日(金)01:59
 【ワシントン=五十嵐大介】米議会上院の銀行委員会は14日朝(日本時間15日未明)、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長に指名されたイエレン副議長の指名承認のための公聴会を始めた。イエレン氏はFRBが進める量的金融緩和について、雇用情勢が十分改善するまでは継続する考えを示した。

 イエレン氏は声明を読み上げた後の質疑応答で、「失業者の約36%が6カ月以上仕事に就けない状況にある」と言及。金融緩和を縮小するためには、その前に雇用環境が目に見えて改善する必要がある、との考えを示唆した。

 量的緩和をいつまで続けるのかという質問に対しては「金融緩和にはリスクとコストがあり、ずっと続けられるものではない。様々なリスクについて真剣に考えている」として、適切な時期が来たら緩和を縮小する考えも示した。

 FRBは2008年秋の金融危機以降、国債などの金融資産を大量に買い上げ、市場にお金を流す量的緩和を断続的に導入。昨年9月からは「量的緩和第3弾(QE3)」を始め、今では米国債などの資産を毎月850億ドル(約8・5兆円)ずつ買っている。

 FRBがこの金融緩和をいつから縮小させ始めるのかが、世界の金融市場で大きな注目を集めている。

 米上院は民主党が多数を占めており、人事は承認される見通し。承認されれば、来年2月に正式就任する予定で、FRB100年の歴史で初めての女性議長となる。 

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2013年11月14日木曜日

クロス取引による節税の正しい理解(証券優遇税制廃止対策)

みなさんは年末の証券優遇税制廃止に向けての対策は進んでいますか。

少額投資非課税制度(NISA)をどう活用するかも考えなければならないですし、今年は年末にかけて考えなければならないことがたくさんあります。

証券優遇税制廃止については、

「税率が上がるのだから、今売却しておいた方が得するに決まっている。」

そう思っている人も多いと思いますが、実はそう単純な話ではないようです。詳しくは下記記事の後半に数式を使って説明しています。

【お詫び】「今年中にクロス取引やっておくべき」は誤りでした。正しくは「今年中にクロス取引してはダメ」 - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

この記事の最後にあるように、クロス取引により利益が出るのは、クロス取引後からの資産評価額が2.25倍以下の時に売却を行った場合というのが一般的な解のようです。

なぜこのような現象が起こるのかというと、一旦売却してしまうと資産の一部が税金として引かれるため、売却前の株数を購入することができないためです。

言われてみればその通りです。

このことを頭に入れたうえで対策を講ずる必要があります。

で、私の場合はというと、ある程度利益が乗っている分については今年中にクロス取引しようと思います。なぜなら私の場合常にキャッシュを抱えている状態なので、同じ株数を買いなおすことができるからです。厳密に言えばルール上必要なキャッシュが若干不足しますが、そのうち配当が入るからいいかなと(笑)。

ただ、今日の市場を見ていると相場が動き出しそうで、場合によってはさらに利益が乗るかもしれないので、12月に入ってからクロス取引しようと思っています。

ちなみにクロス取引する場合、売りと買いを同じ日にすると、買いを先に行って平均単価を調整後売却するような処理になる可能性もあるので、買いは別の日に行うのが無難です。(たしか楽天証券ではそうなります。)



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日経平均株価指数とうとう新展開か?


今日の東京市場は後場から暴騰しました。引けにかけてやや伸び悩みましたが、終値で14,876円となりました。上のチャートが示すように三角保ち合いを上放たれした可能性が出てきました。第一段階は突破。第二段階はどうかといった感じです。

もし明日の相場もさらに上を目指すようであれば、チャート上は上放たれ確定で新展開となるでしょう。

足元は消費増税の影響が予測できないなど、個人的には楽観視していないのですが、景気は大多数の人が決めることですので、年度末にかけて株価が堅調に推移するということであれば、それほど心配する必要もないのかもしれません。

仮に私の予感が的中してしまい、株価が暴落したとしても、日銀総裁が黒田氏で、経済に理解のある安倍首相ですので、前政権のように「注視する」のみということも考えにくく、そういった意味では最悪の事態は免れると思います。

そんなことを考えていくと、やっぱり私的にはニュートラルな状態かなと思っています。ですので、適度なキャッシュポジションを持ちつつ、安きは買うという状態で年末を迎えそうです。現在はキャッシュポジション30%強です。



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2013年11月11日月曜日

ドル円為替相場と日経平均株価のチャートの動向と今後の見通し(2013/11/11)

一か月前のエントリーはこちら

ドル円為替相場と日経平均株価のチャートの動向と今後の見通し(2013/10/15) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

まずは外国為替相場のドル円チャートです。

▼3カ月チャート

ここ一か月はアメリカの債務上限問題もひとまず?収束に向かっています。またここにきて金融緩和縮小(いわゆるテーパリング)の懸念が再燃し始めたのが原因で円安に振れています。

意外に強い非農業部門雇用者数でテーパーリング議論が再燃 14日のイエレン次期FRB議長の上院質疑応答が注目される - Market Hack






▼10年チャート

長期で見れば、ここ数カ月のゴタゴタも誤差の中での動きです。今のところ円高へ向かうというトレンドではありません。





次に東京市場日本株(日経平均)チャートです。

▼3カ月チャート
短期的にはとても迷っているチャートです。下の1年チャートだとよく分かるのですが、典型的な「三角保ち合い」の真っ最中です。最終的にどちらに抜けるのかで今後中期のトレンドが決定します。あくまでチャート上での話ですが。


短期的にはアメリカ債務上限問題も収束し、中間決算も峠を越えました。つい先日ユーロが利下げしましたので、こちらが主役になるかもしれないとひそかに思ってます。だとするとあまり良いことはなさそうですが・・・。予想が当たらないことを祈ります。

欧州中央銀行がサプライズの利下げ - Market Hack

ヨーロッパは既に「日本式」デフレ棺桶に片足です - 今日の覚書、集めてみました






▼10年チャート

長期では上昇局面の中でスピード調整中ですが、やはりジリジリ下値を切り上げてきています。ドル円とチャートは似ていますが、ドル円よりは足取りが軽いんですね。






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2013年11月10日日曜日

パラカ<4809>13年9月期本決算はほぼOK しかし暴落 理由は?

遅くなりましたが、パラカ<4809>が13年9月期決算を発表しています。売上12%増、営業益6%増、最終益16%増で問題のない内容だったと思います。

唯一の懸念は売上営業利益率が20%から19%に微減していることくらいです。原因は売上原価の上昇ですが、気にするほどの状況ではないと思います。


それより、市場で懸念されたのは14年9月期の予想だったようです。会社の予想では売上12%増、営業益横ばい、最終益3%増と増収増益の予想ではあるのですが、コンセンサスはもっと上にあったようで株価は暴落しました。


不動産とは言え、駐車場はまだ良く分かっていないので悩みどころですが、もしかすると良い仕込み時かもしれません。株価を評価してもまだまだ割安だと思いました。現在の指標はPER9.74倍、PBR1.08倍、予想ROE12%です。

以下は株探の記事の引用です。

パラカ【4809】、今期経常は2%増で3期連続最高益、実質増配へ | 決算速報 - 株探ニュース

 パラカ <4809> が11月6日大引け後(16:00)に決算を発表。13年9月期の経常利益(非連結)は前の期比4.7%増の13.6億円になり、14年9月期も前期比2.0%増の13.9億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。15期連続増収、3期連続増益になる。

 同時に、今期の年間配当は11円とし、9月30日割当の株式分割を考慮した実質配当は10.0%増配とする方針とした。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(4Q)の経常利益は前年同期比0.3%減の3.3億円となり、売上営業利益率は前年同期の19.2%→18.1%に悪化した。
 
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コーナン商事<7516>社長退任し相談役へ 不正資金受領等の件

コーナン商事不正会計の件のニュースクリップです。やはり社長退任ですね。でも相談役には残るとのこと。噂の女性取締役は退社するとのことです。

決算の補正や業績への影響はどうなるのでしょうか。


コーナン商事社長が退任へ 不透明取引で引責  :日本経済新聞

 東証1部上場のホームセンター大手、コーナン商事の疋田耕造社長(84)は9日、女性取締役による不透明な取引の責任を取って退任する意向を明らかにした。13日に開く臨時取締役会で決める。創業者でもある疋田氏は35年間にわたって社長を務めてきた。

 後任の社長には品川良一副社長(61)を充て、疋田社長は相談役に就く案が有力になっている。品川氏は日本銀行出身で、主要取引銀行の理解を得やすいとみられる。女性取締役は退社する見通し。



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2013年11月8日金曜日

コーナン商事<7516>不正資金受領等の件で第三者委員会の調査報告書を受領

コーナン商事不正会計関連ニュースクリップです。


コーナン商事/第三者委員会の調査報告書を受領 | 流通ニュース

コーナン商事は11月6日、第三者委員会の調査報告書を受領したと発表した。

取締役に係る仕入取引先からの不適正な資金の受領の有無、同取締役が実質経営する不動産会社が設立登記される前に自社が取締役会の承認を得ずに土地の賃借契約を結んだ事実、土地の購入資金1億5000万円を社長が同取締役に個人的に貸与した事実、社長が上海のマンション購入資金として同取締役に1200万円を贈与した事実等の経緯につき調査していたもの。

調査の客観性と信頼性を高めることを目的として、利害関係のない弁護士と公認会計士による「第三者委員会」を設置し、事実関係等の調査分析を進めていた。

第三者委員会の調査報告書において認定された事実関係などにより、過年度の有価証券報告書、四半期報告書、内部統制報告書と決算短信の一部訂正が必要であれば訂正する。 


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2013年11月7日木曜日

プレサンス<3254>今期はおそらくピッカピカの決算 しかし来期は反動減が恐ろしい

プレサンスコーポレーションが14年3月期第2四半期決算を発表しています。

プレサンスコーポレーション【3254】、上期経常は18%増益で着地 | 決算速報 - 株探ニュース
プレサンス <3254> が11月5日後場(13:30)に決算を発表。14年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比17.7%増の85.2億円に伸び、通期計画の98.9億円に対する進捗率は86.2%に達し、5年平均の68.3%も上回った。

四半期毎にばらつきが出てしまうので、2Qの伸びは今一つでしたが、累計としては良い決算でした、売上+29%、最終利益+27%ですから文句のつけようがないです。


念のため、利益率を調べてみましたが、売上原価が前期より上がっていて売上高利益率は27%から24%に落ちています。販売管理費は抑制傾向です。上期の懸念と言えばこの点だけです。


さらに例によって在庫状況と、期中契約高の推移を調べてみました。

販売在庫は豊富にあります。


 仕掛不動産は前4半期と変わらず。


特筆すべきはやはり期中契約高です。過去の四半期の平均の2倍程度あります。9月までの契約であれば引き渡しが4月以降でも消費税5%ですので、この駆け込み需要がものすごかったことが分かります。


9月末で契約残高が約340億あります。この大半が今下期に売り上げに化けると思われます。会社予想から逆算すると今下期の売上が約170億ということになっているようですが、あまりにも控えめすぎるので、おそらく今3月期は大幅に上方修正するのでしょう。

そのかわり今下期の受注は相当冷え込むことが予想されますので、株価には中立くらいかもしれません。



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2013年11月4日月曜日

投資信託の状況確認【確定拠出年金】(2013/11/04)

毎月一度の「投資信託の状況確認」では確定拠出年金により(現在は運用指図者ですが)年金を運用せざるを得なくなったので、現在投資中または投資予定のある投資信託の状況を確認し、自己の年金運用の役立てるためのコーナーです。


前回の記事はこちら
投資信託の状況確認【確定拠出年金】(2013/10/05) - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

年金積立インデックスファンド日本債券:0231B01A:青
DC・ダイワ・ストックインデックス225:0431301C:赤
インベスコ MSCIコクサイ・インデックス:18312023:緑
年金積立インデックスF海外新興国株式:02311084:黒
Jリートアクティブファンド(1年決算):6431307A:黄


1か月チャート


ま ず、最近一か月の動きです。上から順に外国株式インデックス(インべスコMSCIコクサイ)、新興国株式インデックス、日経225インデックス、Jリートアクティブ、日本債券イン デックスでした。全体的に動きは少なかったのですが、不調ではなかったという程度。先月に続き、新興国が比較的良いです。この一カ月は

海外>国内

の傾向でした。

現在のJリートの利回りは平均で3.71%です(J-REIT一覧 - JAPAN-REIT)。当然ながら先月とほとんど変わりません。



1年チャート



上 から日経225インデックス、外国株式インデックス、Jリートアクティブ、新興国株式インデックス、日本債券インデックスとなりました。この一カ月で、外国株式インデックスがJリートを抜きました。アメリカが金融緩和縮小後退で底堅いの原因だと思いますが、為替的には円安に振れないため、米国株と為替の振れ方によって、外国株式インデックスの成績は変わって行きそうです。

ちなみにたまたまですが、投資信託の中で一番ウエートが大きいのは現金で、その次が外国株式インデックス(インべスコMSCIコクサイ)になります。

現在日経平均は前期実績のPERが23.2倍、来期予想が15.5倍です(国内株式指標 :株式 :マーケット :日本経済新聞)。やはり先月とほとんど変わっていません。


2年&5年チャート




2年の新興国以外は重なってきました。偶然だとは思いますが、面白いものです。

ちなみに誰か言っていましたが、最近は日米の株価がシンクロしてきているとのこと。

確かに、1年チャートの比較をすると、日本株のパフォーマンスが目立ちますが、



8月中旬以降に限って見ると、傾向はほぼ同じで、最近は振れ幅も一致してきています。


今は配分を動かすような状況ではないですね。



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孫正義とジェフ・ベゾス ゲームを支配する経営者の戦い方

最近のニュースの中で経営者によってこれほど企業が変貌を遂げるということを改めて感じたものを2つ紹介します。

一つ目はソフトバンクの孫さんです。
 NTT、営業利益で初めてソフトバンクに抜かれる - MSN産経ニュース

NTTが5日発表した2013年4~6月期連結決算は、売上高にあたる営業収益が前年比1.3%増の2兆6091億円、本業のもうけを示す営業利益は1.0%減の3489億円で、増収減益だった。四半期ベースの営業利益では、傘下の新興ゲーム会社ガンホー・オンライン・エンターテイメントが急成長したソフトバンク(3910億円)に初めて抜かれた。ただ最終利益は金利負担の減少などに伴い、6.5%増の1667億円で着地。「収益計画は順調に推移」(鵜浦博夫社長)しており、14年3月期通期業績予想は据え置く。

まさかこのような日がこれほど早く訪れるとは思いませんでした。思えばソフトバンクがボーダフォンを1兆7500億円という空前の金額でLBOにより買収したのが2006年3月。当時は大きすぎる金利負担や経営に苦しんでいたボーダフォン買収に対する否定的な意見が相当あったことを覚えています。

その時の株価の動きは正確に覚えていませんが、その後長く低迷したことははっきりと覚えています。市場には携帯電話事業の成否を見定める時間が必要だったのでしょう。事実、相当長い間最も電波がつながらないキャリアとして認識され苦しんでいるようでしたが、純増数では国内2社を出し抜く形で増え続けていました。筋肉質な経営とはいいがたいが勢いはあるという、企業としての評価が難しい局面が続いていました。




その勢いを見て、別ブログですが昨年私はこんなエントリーを書いていました。

データを分析して分かったプラチナバンド獲得でソフトバンクが狙うもの[時事]: 子供二人と猫一匹

ソフトバンクの覇業に向けてプラチナバンド(700/990MHz帯)に関して諸葛亮孔明の気分で進言してみる: 子供二人と猫一匹

上の記事では昨年7月時点での3者のシェアと純増数について書いており、このままのペースで行くと2016年には国内シェア2位に、2020年にはトップになるかもしれないという内容でした。メディアの報道の仕方も3者のシェアや純増数、プラチナバンドの割り当てに関するニュースが主でした。メディアも私もいままでの延長線上でしかゲームを考えていなかったのです。


ところがソフトバンク孫正義はとんでもないことを実行します。

ソフトバンクのスプリント買収が完了 孫氏が会長に就任 携帯世界3位に - MSN産経ニュース

【ワシントン=柿内公輔】ソフトバンクは10日、米携帯電話大手スプリント・ネクステルの買収を完了したと発表した。携帯電話事業の売上高で世界3位規模のグループが誕生した。ソフトバンクはスプリントを通じて米携帯電話市場へ本格進出した。  これを機に、社名を「スプリント」に変更した。  ソフトバンクは216億ドル(為替予約分を含め支払額は1兆8千億円)でスプリント株の78%を取得した。新スプリントの最高経営責任者(CEO)はダン・ヘッセ氏が引き続き務め、会長にはソフトバンクの孫正義社長が就く。また安全保障問題担当の取締役としてマレン前米軍統合参謀本部議長を迎えた。  新スプリントはソフトバンクの支援を受け、米市場で首位のベライゾン・ワイヤレスと2位のAT&Tを追撃する。


図はソフトバンク、世界3位の携帯電話会社へ 「敢えてリスクを取り、世界規模の企業になる」 |ビジネス+ITより引用


孫さんは国内一位を既に成し遂げてしまったわけです。というより、もはや孫さんにとって日本は世界の中の一部でしかなくなっています。それを証拠にさらにこんなニュースが。

ソフトバンク:フィンランドのゲーム会社を1500億円で買収 - Bloomberg

10月16日(ブルームバーグ):ソフトバンク は15日、フィンランドのモバイルゲーム会社スーパーセルの議決権付き株式の51%を15.3億ドル(約1515億円)で取得すると発表した。取引完了は早ければ今月下旬の予定。 ソフトバンクが80%、子会社のガンホー ・オンライン・エンターテイメントが20%を出資して設立する特別目的会社を通じて買収する。スーパーセルの取締役には、孫正義ソフトバンク社長らが就任する予定。

子会社ガンホーで儲けたお金でスーパーセルを買収するということみたいです。スーパーセルなんて普通の人知りませんからーーと突っ込みたくなります(笑)。もはや孫さんは常人では理解不能なほど先手を打つゲームの達人です。ゲームの凡人が解釈するに、携帯電話事業は拡大してバイングパワーを持てば端末の仕入などで有利に働くが、最終的には土管化し、コンテンツ勝負になるので、ガンホーで出た莫大な利益で、優秀なコンテンツを生みそうな会社を先手を打って買収しておこうということではなかと思います。

孫氏の経営ビジョンは財務体質の改善は後回しにして、売上の成長に全力を尽くすことに特徴があるのですが、それを見ているとあの会社を思い浮かべます。



今期も赤字!アマゾンの驚くべき経営手法が分かるたった1枚のグラフ | THE NEW CLASSIC



それが二つ目、アマゾンのジェフ・ベゾスです。 上のグラフを見るとまさに一目瞭然。なんとアマゾンは基本的に利益をあげない会社なのです。利益のすべてを顧客に対するサービスと将来に対する投資に回しています。

アマゾンはリアルの店舗をもたずバイングパワーが強大なので、実際には利益をあげようと思えばいくらでも上げられるわけです。しかし、売上を最大化するための投資と顧客に対するサービスに(本来であれば得られる)収益のすべてをつぎ込んでいるのです。その理由が「地球上でもっともお客様にやさしい」ためなのか「競合他社を完膚なきまでに叩きのめす」ためなのかは定かではありません。

仮にアマゾンの戦略の理由が後者で、全世界のオンラインストアを牛耳ったとすると、いつの日か突然、「すべての商品の価格を5%上げます」と言う可能性はゼロではありません。それでも顧客はそれに従わなければなりません。そこまで世界の市場を支配することはないと思いますが、上のグラフを見ると背筋が寒くなります。

このような企業を敵に回して戦わなければならない家電量販店は本当に大変だと思います。というか、市場を支配するのに最も効率の良い方法で侵略し続けているのがアマゾンなので、同じ土俵で昔と同じ手法で戦っては太刀打ちできないことは自明です。

それにしても、孫正義とジェフ・べゾスは常人には想像もつかない手を打ち、ゲームの土俵やルールさえ変えてしまうゲームの達人だと思いました。この卓越した経営ビジョンをもつ2人からは今後目が離せません。



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2013年11月2日土曜日

ワークマン<7564>10月の月次は今期最高の前年比売上増

ワークマン<7564>先月の月次を発表しています。

前年比で既存店売上+7.8%、全店では+10%増となっています。雨が多かったことが要因だったようです。下期も順調に推移しそうです。

ワークマン:10月の売上、客数は今期一番の伸び率となる | 個別株 - 日本インタビュ新聞社

  
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日経平均株価指数は未だ三角保ち合いの中

日経平均株価指数は教科書的な三角保ち合いの中を動いていて、どんどん振れ幅が小さくなってきています。



来週か再来週に決定的な動きをするのでしょうか。ムード的にはあまり良くないですし、株式譲渡益に対する税金がアップすることによる売りがこれから本格化することを考えると、嫌な予感はします。あくまでチャートですし、私の予想は大体はずれますので、今回も外れて欲しいところです。

ちなみに持ち株的には今週はダメダメでした。私の週ではなかったようです。



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