特に出店ペースを上げるというニュースは今のところありません。
3年で50店舗出店予定の作業服小売チェーン・ワークマンが北海道下初出店! 「ワークマン手稲店」11月7日オープン - SankeiBiz(サンケイビズ)
株式会社ワークマン(本社:群馬県伊勢崎市、代表取締役社長:栗山 清治、以下 ワークマン)は、道下第1号店の「ワークマン手稲店」(札幌市手稲区稲穂三条3丁目)を国道5号線沿いに11月7日(金)、開店します。目標とする商圏は手稲区全域と、小樽市、石狩市です。道下第2号店の「北36条東20丁目店」は12月5日(金)に開店します。3号店、4号店は南区と清田区で来春開店予定です。
ワークマンは作業服・作業用品の専門店のフランチャイズチェーン本部で、本州の全都府県と九州の一部に740店舗を展開し、圧倒的なシェア(注1)を誇っています。ワークマンはジャスダックの上場企業で、2014年3月期のチェーン全店売上は688億円、税後利益は56億円で、増収増益を続けています。ワークマン社員1人当たりの株式時価総額(注2)は小売の上場企業の中でダントツの1位です。
ワークマンはEDLP(エブリデイ・ロープライス)政策に徹して、商品をいつでも同じ低価格で販売しており、販売価格で他店の追随を許しません。特に、北海道の競合店舗では定価に近い価格での販売が多く、ワークマンの売価と比べると平均20%程度の価格差があります。
自社開発商品の防寒裏アルミジャンパー(3,900円)、防水防寒スーツ(3,900円)、4色の防風防寒ジャンパー(2,900円)は北海道や東北のような寒冷地向けの商品です。これらに180度開脚可能で作業性に優れたストレッチパンツ(1,900円)を加えた、PB品の「ワークマンベスト」シリーズは機能性の高さと低価格が好評で、全売上の15%を占めるまでに成長しています。なお、北海道への本格進出の下準備として、数年前からSTV(有吉ゼミなどの番組提供)でPB品のCMを流しており、知名度が上がっています。
北海道では新幹線工事での活況が期待できるほか、冬季の防寒・防水服、防寒靴、防寒手袋などの価格が高い商品におけるプロ顧客の需要に加え、一般顧客の雪かきや雪下ろし作業用品のニーズもあり、本州に比べ1店当たりの客数や売上が高いことが予想されます。
ワークマンは全国で、人口約10万人に対して1店の割合で出店を進めており、北海道には最終的に50店舗出店する予定です。まずは札幌地区に集中して、25店舗(注3)の出店を計画しています、店舗開発担当を北海道に常駐させ、大量出店の準備をしています。2017年に目標の50店が達成された場合の、道下の年間売上目標は70億円です。
注1:業界2位は福岡県の「無法松」で49店舗、3位は北海道の「プロノ」で36店舗
注2:社員240人、時価総額1,177億円(10月29日)で4.9億円/人で、ユニクロを上回ります。
注3:2011年、福岡県に本格進出した時は一挙に15店を出店しました。
ブログランキングに参加しています。 クリックしていただけると大変励みになります。
株式長期投資 ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿