2015年7月1日水曜日

ギリシャ預金封鎖&実質デフォルト

また例のごとく茶番が繰り返されるのかと思ったら、今回はギリシャ政府が預金封鎖に踏み切り、IMFへの返済が期限切れ(実質デフォルト)となりました。これには驚きました。

驚いたのは私だけではなかったのか、月曜日の市場は世界中で暴落しました。暴落は
地球を一周しましたが、火曜日の日本市場でようやく落ち着きを取り戻しました。

実質デフォルトは本日日本時間の朝でしたが、これはすでに織り込まれていたようで、本日の市場は大きな混乱もありませんでした。

今後のイベントは5日の国民投票ですが、ここで債権団の改革案が否決されると、いよいよギリシャのユーロ離脱が現実味を帯びてきます。

この問題に関してはクルーグマンも以前から同じような指摘をしていますが、堀古氏の見解に説得力があると思っています。

端的に言えば、ユーロには構造的な欠陥があり(それを長い間維持している欧州はすごいとも言えますが)、その最も大きなしわ寄せがギリシャに行ってしまっているということです。


第330回 ギリシャ問題、今後の展開を考える | 堀古英司の「米国株式の魅力」 - 楽天ブログ

堀古氏の言うように、ギリシャはいずれユーロを離脱するのかもしれませんが、それが今回なのかもっと先なのかは分かりません。

離脱した後の他のユーロの国々に対する余波がどの程度になるかも分かりません。ギリシャがユーロ離脱で財政を立て直した場合、スペインやイタリアなどに波及したらユーロに致命的な打撃を与える恐れもなくはありません。


逆に、国民投票までに何らかの妥協案で合意し、あっさりギリシャ問題は解決(先送り?)する可能性もあります。

結局、今の状況は最悪から最良まで幅広い可能性を想定しておかなければならないと考えています。

ここで自分の投資方針と賢人の言葉を再確認します。


相場の状況や個別の株価の動向予測を勘案してキャッシュポジションの調整を控えめに行う

2015年投資方針 - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

実現しそうだと思われる複数のシナリオにおいて好リターンがあげられ、その他の場合でも悲惨な結果にはつながらないポートフォリオを組むことを重視する。
 
「投資で一番大切な20の教え」で再確認した3つの教訓 - バフェット流バリュー株投資で資産形成+

ということで、まずは葉の部分を売却し、少しガードを上げた状態としました。今後は状況を見て適宜判断していこうと思ってます。


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