2016年2月23日火曜日

【決算分析】4653 ダイオーズ 28年3月期3Q

ダイオーズ【4653】、10-12月期(3Q)経常は10%減益 | 株探ニュース

 ダイオーズ <4653> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.2%増の13.3億円に伸びたが、通期計画の18.3億円に対する進捗率は72.8%にとどまり、5年平均の76.1%も下回った。

 会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比32.3%増の5億円に拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比10.0%減の4.4億円に減り、売上営業利益率は前年同期の7.5%→6.8%に悪化した。



 3Q単独で見てもやや営業利益率が落ちているものの、売上は好調であり、営業利益までは悪くありません。問題は経常利益と最終利益です。決算書を見る限り主な原因は為替差益の縮小と投資損失の拡大です。為替の影響はやむを得ないところでしょう。投資損失の拡大はそれほど大きな額ではありません。

最終益が伸びないとどうしてもPERが上がってしまい見た目がよくありません。しかし、主な原因は本業でないところであり、特にアメリカではM&Aの効果で20%以上増収、利益も同じくらい伸びていますので、いまのところ心配する必要はないと思います。といっても円高が進んでいる現在、目先の利益は抑えられそうです。また個人的にはアメリカにおける成長の持続性はなかなか評価しづらいという印象を持っています。






グラフは営業利益までしか描いていませんので、とても安定した図となっています。売上がしっかり伸びているのが良いです。利益率が落ちているのが少し気になりますが、軽微なので要観察で良いでしょう。原因は販管費ではなく原価の方にあるようです。

この決算後、マーケットが暴落した(2/12)こともあり、がっつり売られました。その後リバウンドで戻して1000円辺りをウロチョロしています。

現在株価 998円、PER 11.7倍、PBR 1.18倍、ROE 11.0%、DCF法適正株価 1657円  


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