2016年2月16日火曜日

【決算分析】7636 ハンズマン 28年6月期2Q

ハンズマン【7636】、上期経常は37%増益で上振れ着地 | 株探ニュース

 ハンズマン <7636> [JQ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。16年6月期第2四半期累計(7-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比37.1%増の11.7億円に拡大し、従来予想の10.1億円を上回って着地。
 通期計画の19.1億円に対する進捗率は61.0%に達し、さらに5年平均の45.0%も上回った。

 会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の経常利益は前年同期比16.3%減の7.4億円に減る計算になる。

 同時に、期末一括配当を従来計画の30円→35円(前期は1→1.5の株式分割前で45円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(2Q)の経常利益は前年同期比32.8%増の6.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.2%→7.7%に改善した。

会社側からの【修正の理由】
  当社は業績に応じた配当を行うことを基本としつつ、安定的な配当の維持継続に留意するとともに、企業体質の一層の強化と今後の積極的な事業展開に備えた内部留保の充実などを勘案して配当金額を決める方針を採っております。 上記方針のもと、今期の業績進捗状況や今後の見通し、財政状態等を総合的に勘案した結果、平成28年6月期の期末配当予想につきましては、前回予想より5円増額の1株当たり35円に修正いたします。



想像通りの強い決算となりました。現状同社は新規店舗を出店していないため、増収分はすべて既存店の売上増によるものです。既存店の改修は行うものの大きな設備投資や販管費増加がない状況で、既存店の売上増が数パーセント上がった結果、大幅な増益を達成できたということなのでしょう。既存店は相変わらず好調ですので、今期はこの傾向が続くものと思われます。

来期以降に福岡で出店を予定している為、それらの先行費用がかさむ時期には業績が弱含む可能性があり、その点には注意が必要でしょう。しかしそれは私にとっては買い増しのチャンスとなりそうな気がしてます。個人的には埼玉か東京に進出してほしいところです(行ってみたい)。







2Qでの利益の伸びは驚異的です。来期以降が心配なので、3,4Qはあまり伸びなくても良いくらいです。回転率も改善していますし、原価率、販管費率も売上が順調であることもあり理想的です。4半期毎の数字を見てもこれ以上はない決算でしょう。

この決算後、2/12の寄りこそ2650円と大幅下落だったものの、その後は切り返して前日比プラスで終えており、マーケットは好意的に受け止めています。

 現在株価 3190円、PER 19.1倍、PBR 2.41倍、ROE 13.3%、DCF法適正株価 3418円




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3 件のコメント:

  1. こんにちわ。いつもブログを見ています。
    四半期ごとの在庫回転率はどのような計算式でされていますか?

    以前年度ごとの在庫回転率は期初と期末の平均で計算されていましたが、四半期ごとの場合は1Qと前年度の1Qの平均でしょうか?

    もしよろしければご教授いただければありがたいです。

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    返信
    1. ぴよたんさん
      お久しぶりです。お元気でしたか?投稿していただきうれしいです。

      ご質問の回転率ですが、四半期毎の売上×4/四半期末の在庫としています。私が勝手に考えたので参考値ですよ(笑)。ただ、在庫水準の変化は察知しやすいかなと思っています。

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  2. ありがとうございます。
    元気に投資を続けています。

    独自の指標を作られており素晴らしいですね。
    私は前述のような計算式で四半期毎の在庫回転率を出していました。

    こちらこそ、お返事頂きまして励みになります。

    返信削除

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