ワークマン【7564】、4-6月期(1Q)経常は5%増益で着地 | 株探ニュース
ワークマン <7564> [JQ] が7月31日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比5.1%増の23.6億円に伸び、4-9月期(上期)計画の42.8億円に対する進捗率は55.2%となり、5年平均の57.4%とほぼ同水準だった。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の16.8%→16.6%とほぼ横ばいだった。
月次から売上は微増であることはわかっていました。あとは為替のマイナスとPB割合増加のプラスがどこまで決算に影響するかでした。結果としては売上営業利益率は前年同期とほぼ同等にまとめており、手堅い決算だったのではないかと思います。ほぼコンセンサス通りなので、明日の株価はこれを材料視しないでしょう。
小型株と違って派手さはないのですが、確実に利益を生み出してくれる銘柄だと思ってます。以下に私が思うワークマンの特徴をまとめてみます。
長所
1.ROEが比較的高い。だいたい15%くらい。
2.競合他社がいない。ワーキングウェアの全国チェーンは他にありません(たぶん)。
3.利益が非常に安定している。(1,2が要因です)
4.店舗数が増えてきてはいるが、国内にはまだまだ出店余地がある。現在736店舗。北海道にはまだなく、九州には福岡と佐賀にあるのみです。
長所の中ではやはり2が大きいです。ワークマンの知名度はすでに全国区ですし、今から競合会社をつくろうにも並大抵のことではできません。つまりワイド・モート(大きな掘)を持っているわけです。また、まだ日本国内で飽和状態ではない(4番)も重要です。まだ、海外や新規事業のことを考えなくても、今まで通り、出店を繰り返していけばどんどん利益が上がる状態にあります。しかしそろそろ何か違うことにチャレンジしても良い頃あいのような気もしますが。
短所
1.成長率があまり高くない。過去10年間のEPS成長率は12~13%で悪くはないが、欲を言えばもう一声欲しい。自己資本比率や会社の規模から考えるともっと積極的に出店することが可能ではないかと思われるが、それをやっていない。
2.為替の影響を受ける。
3.流動性が低い。
短所の2はワークマンが特別なわけではありません。また3の流動性は個人投資家にとってはむしろ良い側面もあります。したがって強いて短所を挙げるとすると1番くらいのものです。しかし、これは少し欲張りかもしれません。
1の短所を補うにはしっかと安値で仕込むことだと思います。安値で仕込んだ後はずっとホールドしておけば、少なくともあと5年はワークマンが資産を年率15%以上で増やしてくれることでしょう。あくまで理論上は(笑)。
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